ビームコミックス Ａ子さんの恋人 〈３〉

近藤聡乃

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 176p／高さ 19cm
• 商品コード 9784047343757
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

待たせる女がひとり。待つ男はふたり。不埒な三角関係、その行方は？劣勢ながらも日本で奮闘するＡ太郎と、優勢ながらもアメリカで煩悶するＡ君。Ａ子さんを巡る日米三角関係は、現在と過去を行きつ戻りつ、悪夢のように絡まり合う！　さあ恋の女神は、一体誰に微笑むのか？　あるいは誰にも微笑まないのか？　Ａ君の浮気未遂やＡ太郎の誕生日、そして同級生たちが一堂に会してしまう“大学教授のお葬式”など、面白さに震える“神回”が詰まった第3巻！！

近藤　聡乃［コンドウ　アキノ］

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Vakira]

クソッ！まさか読んでしまうとは思わなかった。この世界　嵌ってしまった。Ａ子、K子、Ｕ子、Ｉ子、Ａ太郎、Ａ君、ヒロ君、山田君　あなたはどのキャラが気に入りましたか？なんて性格判断の心理テストに使えそう。今回は新たに山田君登場。本当に各々のキャラが生きてます。Ｕ子ちゃん超性格悪いのに段々見ていて楽しくなる。作者の演出が上手いんだな。アラアラ今度は回想でＡ太郎君とエッチ。ここでもまた描写がリアルですよ～。オジサン　また目に焼き付ける。もうこうなったら　4巻いちゃおう～

2019/11/28

[くろにゃんこ]

言いたいことを飲み込むタイプのＡ子。Ａ太郎いい奴じゃん！！Ａ君もいい人で苦しんでいる。なんだかなぁ～というのをＵ子がムフフと和ませてくれる。

2022/04/03

[かおりんご]

漫画。なかなか結婚への踏ん切りがつかないA子。なんだかんだと待っているA君はすごいなぁと思う。お話もアンニュイで好きだけど、それより風景描写にツボ！

2019/08/27

[one_shot]

前巻に引き続き二人の男の間で揺れ動くA子さん。ビザの更新で一旦帰国したA子さんは、同期たちと美大時代の恩師の告別式に。そこで悪友たちの計略で、避けていた元カレA太郎と鉢合わせて優柔不断に拍車がかかる。かたやNYの今カレA君は、積極的なブリトニーから攻撃をあの手この手で凌ぐのだが…。作者がツラくなってきたのか、A子主観を捨てて多視点構造となったので、ひときわ群像劇の色合いが強くなった。しかしこれが当たりだったようで、３巻にしてキャラ立ちが進み近藤さんの作風にぴったり馴染んだと思う（エラソー）

2023/02/02

[しゅん]

お、おっもしれ～。二つ、あるいは複数の視点から同じ出来事を観る話が多くなってきた。群像劇フェティッシュにはたまらん。余談①と余談②の入れ方で笑う。最後のA君、ちょい不憫ね～。葬式でのA先生回想話の転がし方もよいよい。

2022/10/21