ファミ通文庫<br> この恋と、その未来。―三年目 そして

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ファミ通文庫
この恋と、その未来。―三年目 そして

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047343528
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

――本当に、お前に会えて良かった――高校最後の一年と四郎を残し、未来は去った。広美と結ばれた四郎は、彼女との将来のため料理を勉強し、広島に留まろうと考え始める。気が置けない友人達や相変わらずの和田、ぎこちなさはありつつも、優しいままの三好。未来だけがいない穏やかな日々を過ごし卒業を迎えた四郎は、独り立ちを前に父からの誘いで一時東京へ戻ることに。これからのことを母や姉達にも伝え、自分の未来へ歩き出した彼に、思いがけない再会の時が訪れる――。待望の、最終幕。

森橋 ビンゴ[モリハシ ビンゴ]
2002年にファミ通文庫でデビュー。主な著作に『三月、七日。』シリーズ、『東雲侑子』シリーズ(ファミ通文庫)。『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオの他、漫画原作も手がける。

Nardack[ナルダク]
あざやかな色彩と精緻な線描が魅力のイラストレーター。『ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント』(オーバーラップ文庫)、『東雲侑子』シリーズ(ファミ通文庫)の他、多数のライトノベル、オンラインゲームのイラストなども担当している。

内容説明

高校最後の一年と四郎を残し、未来は去った。広美と結ばれた四郎は、彼女との将来のため料理を勉強し、広島に留まろうと考え始める。気が置けない友人達や相変わらずの和田、ぎこちなさはありつつも、優しいままの三好。未来だけがいない穏やかな日々を過ごし卒業を迎えた四郎は、独り立ちを前に父からの誘いで一時東京へ戻ることに。これからのことを母や姉達にも伝え、自分の未来へ歩き出した彼に、思いがけない再会の時が訪れる―。待望の、最終幕。

著者等紹介

森橋ビンゴ[モリハシビンゴ]
2002年にファミ通文庫でデビュー。ゲームシナリオの他、漫画原作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

73
未来へ歩き出す最終巻。未来が去り、広美と結ばれた四郎が、将来のことを考え始める話。感無量。性同一性障害という重たいテーマを扱い、打ち切りの危機に会いながらもこれだけの青春物語を描いた森橋先生とNardack先生にはただただ感謝の言葉しか出ません。望んでいた未来とは違っていても、様々な出会いと別れを経て、精一杯に現在を生きる未来と四郎達が辿り着いた明日への第一歩はとても素晴らしく、感慨深いものがありました。こうやって人は少しずつ大人になるんだなぁ。本当この作品に出会えてよかった。一生忘れられない作品です。2016/11/29

よっち

67
高校最後の一年と四郎を残し去った未来。広美と結ばれた四郎は彼女との将来のため料理を勉強し、広島に留まろうと考え始める第六弾。どこか未来への想いが燻っているようにも感じた四郎でしたけど、想いを通わせる相手ができて共に時を重ねていくといろいろと変わってゆくこともあるんですね。登場人物たちそれぞれのその後も語られて、ずっと音信不通だった未来ともまた再会することができて良かったなと思えました。どういう形にまとまるのか少しだけ不安を感じながら読んでいた本シリーズでしたが、最後まできちんと本の形で読めて良かったです。2016/11/28

オセロ

55
まず、物語を無事完結させてくれて良かったです。 四郎、未来、そしてその他の登場人物がそれぞれ違う道を辿って“未来”へと歩みだす姿が見られて何より。特にラストシーンは印象的でした。 トランスジェンダーという難しい問題をテーマにしているので、この物語がどのような結末を迎えるのか読み始めた時は不安でしたが、終わってみればこれ以上の結末はなかったように思います。このような素敵な物語に出会えて良かったです。2022/01/12

かんけー

54
とても気になっていた大切な作品が素晴らしいエンドを迎えてくれて(^_^)感激してます♪カラー口絵の広美さんが可愛いすぎる~(^.^)♪「この恋とその未来」ガールズ?(笑)の豪華絢爛さにこりゃ夢か?とww冒頭、クスノキのお客さんとして新田さんと言う人物を登場させ読者を煽る?作者。当然(自分も)やな展開に..?と思うのが作者の思うツボ(^_^;)この伏線は以外な形で回収され事なきを得て?してやられてと。距離を置いていた父親と姉達とのエピソードも楽しく読んだ、まぁ、父親の印象は余り変わらなかった(笑)けど。→ 2016/11/30

ぼりよこ

51
最高すぎる!この結末。扉絵最初の広美さんが美しすぎて。慰めているような見守っているような目力と微笑みに、シーツをギュッと握る手に意思力を感じ、エロさよりも温かさを感じる事ができるのが嬉しくて。章間のイラストも何か重たいようなドシっとしたものではなく、最後の?挨拶をした公園で夜桜を見上げる感じが表現されてて蕾がアップで描かれてて、ホント『未来』があるような気がして。この作品が始まった時どういう結末になるのか分からなかったけど、ものすごく後味よい作品で。この作品、ラストまで文庫で読めて本当に良かった。神作。2017/01/03

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