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ビームコミックス
狼の口 〈8〉 - ヴォルフスムント

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047343214
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

出版社内容情報

森林三邦独立までの戦い、最終幕!ウーリ、シュヴァイツ、ウンターヴァルデン。森林三邦の戦いはいよいよ決戦の地「モルガルテン」へ…! 山と湖にはさまれた隘路(あいろ)にて、史実モルガルテンの戦いが描き起こされる。攻め寄せてくる騎士+歩兵のハプスブルク軍! 対するは武器と闘志と怒りに包まれた山岳の農民兵たち! 「敵に屈服を強いられて生きてきた昨日には、絶対に後戻りしない」。久慈光久が描く、空前絶後の中世叛乱活劇(メディーバル・リベリオン)、ついに単行本最終巻へ!

久慈 光久[クジ ミツヒサ]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

25
最終巻、モルガルテンの戦いがとうとう始まる。いや、知りませんでしたけどねモルガルテン。支配者ではない農民たちが自分達で考えたのかな、モルガルテン。だとしたら、その熱量は凄まじい。平等な立ち位置から犠牲となる囮が選ばれていることを考えれば・・・。それほどハプスブルクが憎かったのか。もちろん農民ばかりでもなかったのだろうが。スイス誕生、スイス傭兵の強さの秘密はここまで辿れるのだなぁ。辛い描写多数だったけど、読み進めてきて良かった。2016/11/24

exsoy

24
完結。王弟との決死戦。スイスといえば永世中立だけど、森の民の屍の上に成り立っているのだな。2021/11/05

G

21
残酷で凄まじい熱量を持った物語が完結。公弟レオポルド率いるハプスブルク軍と山岳森林三邦盟約者団同志によるモルガルデンの攻防戦は、過酷なまでに戦に生きる者を活写した。ヴォルフラムによる残忍な拷問絵巻から一転、軍記ものとして結実させたストーリーテーリングは圧巻の一言。戦争とはその大義や名分ではなく、独り独りの人間による、命の咆哮であると改めて教えてくれた。ヴァルターの言葉が胸を突く「この土地のことは俺たちが決める 二度と来るな」。永世中立国であるスイスの底力を見せられた感じ。素晴らしく陰惨な物語をありがとう。2016/12/07

ぷるっちょ

17
ヴォルフラムが死んだ後もダラダラと続けるのかとおもっていたら今巻できっちり終了。それにしても、全編を通して過酷な戦いであった。ネームド・キャラが多分一割くらいしか生き残っていない。少年漫画に付き物の友情パワーやご都合主義を排して徹底的にリアルに描いたからこそ名作足りえたのだろうと思う。巻末の20世紀末スイス連邦軍歩兵のイラストが印象深い。2016/12/03

kanon

16
大傑作だった。戦闘シーンが単純に頭を使う場面があったりして面白かったのと、何より史実に多少なりとも則っているということ。スイスがEUに入ってないとか、アルプスに囲まれている国だとか、そんな学校の授業の地理的な知識しかなかったんだけど、勿論歴史はある訳で。この年齢になって初めて知ったスイスのこと。正直めちゃくちゃ好きになってしまった。2020/10/06

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