出版社内容情報
東宮妃・塔子の立場がひっくり返る!? 陰謀渦巻く第八宴!東宮・明槻の父である上皇の妻・三条女御が懐妊――。
ともすれば、妃のいない明槻の立場が危うい状況となり、入内を待つ身だった塔子も複雑な心境だ。
そんななか、上皇と女御の娘の袴着に明槻が袴着親として呼ばれ、塔子も参加。
しかしその祝席で、塔子は三条女御に異様な敵意を向けられ、得体の知れない不安を覚える。
しかも原因は、上皇にあることが分かり……!?
小田 菜摘[オダ ナツミ]
凪 かすみ[ナギ カスミ]
内容説明
東宮・明槻の父である上皇の妻・三条女御が懐任―。ともすれば、妃のいない明槻の立場が危うい状況となり、入内を待つ身だった塔子も複雑な心境だ。そんななか、上皇と女御の娘の袴着に明槻が袴着親として呼ばれ、塔子も参加。しかしその祝席で、塔子は三条女御に異様な敵意を向けられ、得体の知れない不安を覚える。しかも原因は、上皇にあることが分かり…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
19
皇家の明槻と塔子、対、摂関家の三条女御と大納言の権力争いが面白い!さすが、平安時代の宮中を題材にした物語からは外せないテーマだけある。レーベル的に、主人公カップルの皇家が勝つんだろうけれど(笑)二の宮の笛と明槻の倭琴を聴いてみたい。撫子の襲、紅躑躅の襲、深紫の束帯…いいなぁ、平安装束。2017/02/17
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
19
クライマックス直前♪前巻が波乱を残してだったので二人に災難がふりかからるのはわかっていたけど・・三条女御、怖い。遠隔操作に近い。明槻、宮中で塔子守ってね。塔子は熊野でどうするのか。最後まで目が離せません!2016/08/16
かなで
14
再読2022/03/10
さなえ
8
次巻で完結。後一冊でうまく収まるのか。麗景殿女御の恨みが怖いし悲しい。藤家の大姫の幸せって国母しかないという風に育てられてきたのだろうけど。つくづく宣陽院が罪つくりすぎる。明槻は本当に開き直らないといけない。身勝手な両親に振り回されて傷ついてるだけではだめだ。でも今は塔子がいるのだし、最終巻でのスッキリ、ハッピーエンドを待つ。なんか硬い感想になっちゃった。2016/09/14
punto
6
日本史っぽい、ものすごく絡み合った血縁関係と、それによっておこる皇位継承のごたごた。権謀術数ここに極まれり!といった感じですが結構そこが好きです。ロマンスは添え物か?次が最終巻のようなので、うまくいくのは予想しているけど、そこをどううまくいかせるのかが楽しみです。2019/10/22