ビームコミックス<br> あれよ星屑 〈5〉

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ビームコミックス
あれよ星屑 〈5〉

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047342514
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

出版社内容情報

話題の焼け跡ブロマンス、ストリップ小屋編!ひょんなことから「ハダカショウ」の手伝いをすることになった徳太郎と門松。アプレ娘の踊り子・カンナに翻弄されるふたりは……。また、巷では進駐軍が警察の拳銃を奪う事件が多発し……。戦後の光と闇が交差する、第5巻。

山田 参助[ヤマダ サンスケ]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

49
5巻も素晴らしかった。女性の何と逞しく美しいことよ。そしてさすが山田参助画伯、男性がたまらなくセクシーだ。そこには捨て鉢な生き方も放埓な生き方もある。しかし瞳に宿る魂の健全性ゆえか、全員が愛すべき人として胸に迫る。2016/08/31

Maki

19
なりゆきでレビューのシナリオを書くことになった川島、踊り子カンナの若さと自由奔放さに慰められてはいるものの、重たいものを背負った心は晴れることなく、父親への憎しみも深い。父の終わりをどう受け止めるのか。なにしろ女性が強いのがこの漫画の魅力。2021/08/31

Bo-he-mian

15
こんなペースで読み切ってしまったら、ゼッタイ「あれ星ロス」になる・・・と思いながらも誘惑に負けて完読(笑)。でもまずは第5巻の感想を。シリーズ通して、たぶん一番華やかで明るいのがこの巻かな(ラストは苦いけど)。お色気レビュウ一座の手助けをする事になった徳太郎と門松と、ヒッピーみたいな踊り子・カンナとの不思議な三角関係は、映画『バルスーズ』をちょっと連想した。絵では、ついに初期の手塚治虫タッチも登場。時には小島剛夕風や、アシの川勝氏のガロ風タッチなどが不思議に同居し、絵で語る漫画論的な側面は相変わらず健在。2019/01/28

allite510@Lamb & Wool

9
劇中劇、アプレ座の興行が絵柄も内容も自由で楽しい。特に、いい加減で、祝祭的で、なおかつ変に収まりがよくて意外とありそうなラストは見事。一方川島父をはじめとする「無かったこと」に出来ない人々と、そんなことに頓着していられない人々の明暗が鮮やか。川島父と戦争孤児の短い交流が印象に残る。2019/02/28

そのじつ

9
前半のハダカ芸術がウリのショーのパートは本当に楽しい。参助師匠の変幻自在に愉快な絵柄も堪能できて嬉しい。ちょっとしたモメ事だって、日常の一コマ。戦後という大きな不幸を背負った人たちには、ある種の寛容さがある。しかし後半、いや最終話は、その「敗戦国の不幸」に人々の気持ちがドッとなだれ込む。進駐軍の兵士を相手にする娼婦を見る老残の帝国軍人。そして逆にその娼婦から見た老いぼれた元軍人。二つの立場の視線が交錯し、やりきれなさをダメ押しする。信念が挫かれ、屈辱を味あわされた者がその時とった選択とは。2016/09/02

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