火輪を抱いた少女〈3〉二つの太陽

電子版価格
¥1,320
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

火輪を抱いた少女〈3〉二つの太陽

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047341746
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

太陽を愛し、太陽に愛された英雄。島流しにされたノエルは、
そこでつかの間の安らぎを得る。
しかし、運命はノエルを再び戦場へと誘った。

新皇帝の号令の下、戦火は別大陸にまで飛び火していた。
膠着する戦線、禁忌な植物の蔓延、高まる怨嗟の声。
彼らの憤怒が頂点に達したとき、反乱の炎は再び燃え上がる。

屍が延々と積み上げられる血塗れの戦場で、
呪われし“黎明”計画を生き残った化け物二人――
悪鬼ノエルと黒陽騎を率いるファリド――が
全ての決着をつけるために対峙する!!

幸せを求め、戦場を駆けた少女が
手にしたものとは?

七沢 またり[ナナサワ マタリ]

流刑地アンドロメダ[ルケイチアンドロメダ]

内容説明

島流しにされたノエルは、そこでつかの間の安らぎを得る。しかし、運命はノエルを再び戦場へと誘った。新皇帝の号令の下、戦火は別大陸にまで飛び火していた。膠着する戦線、禁忌な植物の蔓延、高まる怨嗟の声。彼らの憤怒が頂点に達したとき、反乱の炎は再び燃え上がる。屍が延々と積み上げられる血塗れの戦場で、呪われし“黎明”計画を生き残った化け物二人―悪鬼ノエルと黒陽騎を率いるファリド―が全ての決着をつけるために対峙する!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

82
ほかの少女シリーズに比べると割と優しい今作の主人公。狂気に飲み込まれているわけでもなく、穏やかな晩年を過ごせた様で良かった。「死神」も邂逅でチラッと登場しており、前作が読みたくなる演出が。WEB版も展開が違うようなので気が向いた時にでも読んでみよう。シリーズも完結では無いとの事なので気長に次回作を待っております。2018/01/10

T.Y.

15
ウィラ島に島流しにされたノエルは、早速現地民との交流を始める。他方で新皇帝アミルはムンドノーヴォ大陸への遠征を開始するが、戦線は泥沼化。エルガーが挙兵し、ノエルの反攻が始まる。彼女の求めた「幸せ」は、そして旧友ファリドとの決着は…戦争と政治の被害の大きさ、仲間や家族と共にある幸せ。主人公側が人を使い捨てるえげつない手を使う展開もありつつ、最後は爽快、見事な大団円。リグレットの件など、敵に自分のやったことのツケと現状を思い知らせる場面はとりわけ痛快。シェラと勇者らしき人物の示唆も嬉しいサービス。2016/06/29

ささきち

12
現状少女シリーズ完結。この表紙がとっても良いね!晴れの日に笑顔で敬礼するノエルこれが見たかったのだよ。アミルに負けて島流しにあったノエルだがその後3年でアミルの帝国が発展していくのかと思えばそんなことはなく。作中で話していたアミルの夢である死神と勇者がいる大陸を侵略し始めるのだが、最初はうまく連合を取り込みその後王国や帝国にファリド達の黎明や暁計画の人員を用いて連勝していい感じだったのにとある死神が隠居して作っていた畑に手を出したが為にファリド達は防衛しかできなくなったとw死神読んでいるとお前ら死ねや!2020/02/02

策太郎

9
2巻から3年が経過、絶頂であった皇帝が失敗をして完全に落ち目になるとこから物語はスタート(原因は遠征先で閣下の畑を荒らしたこと・・・納得)そのタイミングで一気に復讐+革命をおこしていく主人公勢みたいな感じ。少女シリーズでは一番良識あるノエルだからこそ失敗と成功を重ねてここまで成長できたんだと思う。それに加えて周りのキャラも狂化するのではなく成長していくのが前2作と比べて読後の爽快感を引き立てていると思います。今回のオススメはリグレット、当初どうしようもないキャラだっただけにギャップがとてもよかった。2016/06/16

alleine05

8
完結。前二作の主人公とくらべて今回の主人公は狂気度が足りない印象だったのだけど、あとがきで「一番寛容さ? がある」と表現されていて納得。たしかにそんな感じだわ。二又槍に関しては何か重要な伏線なのかなと思っていたらそんなことなくあとがきであっさり説明されていてちょっと肩すかし。本編の最後の終わり方もその後のことを詳細に書き続けるのは蛇足かもしれないけど、それにしてもずいぶんあっさりした描写で、最後に何があったのかはっきりしないので消化不良があった。まあ全体的には十分楽しめたので次の少女シリーズも期待。2016/06/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10899161
  • ご注意事項