ファミ通文庫 ダンジョン・サーベイヤー〈２〉帰ってきた“神秘の瞳”

嬉野 秋彦【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 320p／高さ 15cm
• 商品コード 9784047341401
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

美しき魔導士、ルキナ率いる“神秘の瞳”帰還――！“破滅の獣”の解体作業が進められるキーンホルツに、シェーラの姉と兄が属する“神秘の瞳”が帰還する。優秀な姉ルキナと折り合いのよくないシェーラだが、ルキナは“人間嫌い”から妹を取り戻したいと考えていた。そんな折、遺跡視察を希望した新任の市長ドロイトンと、同行したルキナたちが崩落に遭い、ドロイトンが行方不明になってしまう。マルタから“Ｖ機関”の存在を知らされ不穏なものを感じたクローは、仲間とともにドロイトン救出へ向かう――!!

嬉野　秋彦［ウレシノ　アキヒコ］

irua［イルア］

内容説明

“破滅の獣”の解体作業が進められるキーンホルツに、シェーラの姉と兄が属する“神秘の瞳”が帰還する。優秀な姉ルキナと折り合いのよくないシェーラだが、ルキナは“人間嫌い”から妹を取り戻したいと考えていた。そんな折、遺跡視察を希望した新任の市長ドロイトンと、同行したルキナたちが崩落に遭い、ドロイトンが行方不明になってしまう。マルタから“Ｖ機関”の存在を知らされ不穏なものを感じたクローは、仲間とともにドロイトン救出へ向かう―！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

キーンホルツにシェーラの姉と兄が属する「神秘の瞳」が帰還。そんな折遺跡視察を希望した新任市長と同行したルキナたちが崩落に遭い、市長が行方不明になってしまう第二弾。構いたがりの姉と微妙な関係にあるシェーラ、先を見据えた施策を打ち出そうとする新市長と支局の対立、明らかになった暗躍するＶ機関の存在。キーマンの支局長が難しい立場に置かれる中、姉に想いをきちんと言葉で伝えて折り合いをつけたシェーラの成長や、抜け目なく信念に忠実なサーベイヤーたちの駆け引きはなかなか興味深かったです。続巻で他メンバーの掘り下げも期待。

2016/05/29

[HANA]

シリーズ2巻目。今回はシェーラ話。姉との関係はちょっと分かる気もするけれど。そしてこういう系ではあまり見ない市長。結構まともなことをやっているような気もして何となくキャラで損しそうな雰囲気。今回も結構面白かった。次も期待。

2016/06/22

[真白優樹]

仲間の家族がいるチームが帰ってくる中、新任市長が行方不明になる今巻。―――すれ違う姉妹、再びの陰謀。この物語の人物達はニコルを除きプロである。だからこそどこかさばけたドライな話し合いが生えるのであろう。決して義侠心ではなく損得が第一だから一種の格好良さが際立つのだろう。謎の組織は今回も暗躍を試みるが彼らもまたドライな繋がりであり中々成功しない。この先幹部級の敵が出てきたりしたら変わるのだろうか。ニコルも少しだけ成長する中、クローは相変わらず最強でありマルタとの謎も少し示される。あの二人の間に何があるのか。

2016/05/31

[天涯]

シェーラの姉と兄が登場。シェーラと仲の良くない姉だが、理由を知れば仕方ないかなと。新しい市長は災難。只の無能でないところが嬉野先生らしい。ニコル君は相変わらずと思いきや、意外や意外大活躍。四足歩行といってバカには出来ない。クローとマルタの関係はまだイマイチ分からない。次はネフェティの話かな？続き出ますよね？

2016/05/30

[シュガー]

『彼女は戦争妖精』『黒鋼の魔紋修復士』の嬉野さん新作第2巻! 人間嫌いのメンバーがワイワイしてるのが楽しくて良いです。シェーラの精神的成長が主な内容ですかね。クローが特別って自分で言うわりにそのような面があまり見えないのが気になります。掃除屋、エージェントの部分も読んでみたいです。クローとマルタの関係はどうなっているのか。私、気になります! 何やら怪しい動きもチラホラ見えてきて、はやく続きが読みたい!

2016/06/12