ファミ通文庫<br> 近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係

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ファミ通文庫
近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047340923
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー登場。

母と二人で暮らす家で、遠い親戚の女子、和泉里奈と同居することになった坂本健一。里奈の控えめな性格や気遣い、女子校育ちの無防備さは、他人との距離に悩む健一に、初めて思春期の性を意識させる。同じ十七歳の女子と一つ屋根の下で生活していることを友人達にも隠そうとしていた健一だが、幼い頃からの腐れ縁、森由梨子に知られてしまい、彼女との距離感にも微かな変化がもたらされることに――。多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー。

内容説明

母と二人で暮らす家で、遠い親戚の女子、和泉里奈と同居することになった坂本健一。里奈の控えめな性格や気遣い、女子校育ちの無防備さは、他人との距離に悩む健一に、初めて思春期の性を意識させる。同じ十七歳の女子と一つ屋根の下で生活していることを友人達にも隠そうとしていた健一だが、幼い頃からの腐れ縁、森由梨子に知られてしまい、彼女との距離感にも微かな変化がもたらされることに―。多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー。

著者等紹介

久遠侑[クドウユウ]
1988年生まれ、埼玉県出身。第十六回えんため大賞優秀賞受賞。受賞作を改題・改稿した『黒崎麻由の瞳に映る美しい世界』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

84
何で十七歳の夏はこんなに特別なんだろう。十六歳じゃまだ少し幼くて、十八歳だともう大人になりすぎちゃうのかな。何かが始まるのはいつだって十七歳の季節なんだ。挿絵がすっごく可愛くて、特に女子たちが可愛くて。古き良きライトノベルのちゃんとした血統だなあと思いました。何を書いてもどこか清純な印象の文章です。最後のあれなんてね!幼馴染み強気女子にしか許されませんよ!もだもだとして照れ臭い、おっかなびっかないたわり合う関係を書かせたら、ピカイチです。次の巻に期待したいと思います。主人公以外の男子達の恋模様も気になる。2016/09/16

まりも

63
遠い親戚の少女・和泉里菜と、同居する事になった少年・坂本健一の青春を描いた物語。最近滅多に見る事のないド直球な青春を描いたお話ですね。里菜との暮らしの中で初めて思春期としての性を意識してしまう健一の姿や、幼馴染の由梨子との関係が変わり始める瞬間等をとても丁寧に描いてくれたので、青春特有の甘酸っぱさや苦味を堪能する事が出来ました。とても静かな物語なので、派手さには欠けるけど読み応えは十分ですね。里菜との関係、由梨子との関係が今後どうなるのか気になるし、次巻も楽しみにしています。2016/04/28

よっち

58
母と二人で暮らす家で、同い年の遠い親戚の女の子和泉里奈と同居することになった高校生の坂本健一。彼女の出現によって様々な変化がもたらされてゆく物語。兄にコンプレックスを抱き他人との距離に悩む健一と、控えめながら女子校育ちで無防備な里奈。近過ぎるのにどこか遠い彼女を意識し友人たちに知られたくないと感じる健一に気づき、心穏やかではいられない幼馴染・由梨子。最近希少のオーソドックスな構成で、著者らしい繊細な心理描写は今回も健在。終盤にもたらされた波紋で今後どのような展開になってゆくのか、次巻がとても楽しみですね。2016/04/27

ヒロロシ33

50
遠い親戚の和泉里奈と同居する事になった坂本健一。 会ったときはぎこちなかったけど、友達や兄貴を通して少しずつ会話するようになった。 幼い頃からの腐れ縁の森由梨子に一緒に住んでる事がバレて微かな変化をもたらす。 環境の変化で健一や里奈、由梨子気付かないが少しずつ変わっていく17歳と言う思春期。これからどうなっていくのか。 電子版で読みました2021/04/09

わたー

48
★★★★★良かった。あとがきで筆者も語っているが、使い古された題材である、年の近い女の子との同居モノ。しかし、静かな筆致で紡がれていくストーリーがとても心地よかった。前作の欠点であった「オカルト」要素もなかったのも好印象。求めていたのはこれだと。終盤の展開も甘酸っぱくて非常によかった。ファミ通はたまにこのような意欲作をだしてくるので侮れない。イラストも物語の雰囲気にマッチしていてグッド。次巻が待ち遠しい。ただ、語り口のせいか、物語的な起伏に乏しいことが人によってはマイナス点になるのかな。2016/05/08

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