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出版社内容情報
唯一無二の才能・森泉岳土、待望の最新漫画作品。
好奇心旺盛な中学生の少女ハルが、ひとり旅で世界へと。それは、新鮮な驚きと不思議なときめきに満ちた、「出逢い」の記録。
『祈りと署名』収録の短篇「ハルはきにけり」に登場し大きな反響を呼んだ、異国に憧れる少女、彼女が、ミドルティーンになり、いよいよベトナム、台湾、モンゴルと、世界を、そして日本を、巡ります。
圧倒的な個性で、村上春樹作品のコミカライズなど、従来のマンガの枠を超える活躍を見せる著者が、詩情と優しさ溢れる少女の「冒険」を描き出す待望の連作集。
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- 評価
本好きkotaの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
13
偶然だけど、石川直樹氏の著作の後に読むには、ベストチョイス!「良い本を読むのと旅をするのは似ている」。人間は行動する動物であり、かつ、想像力をもってるからね。なぜだか、石川氏の『極北へ』に書いてあった、シロクマの死を思い出した。2019/03/21
マツユキ
11
中学生の女の子のひとり旅。ベトナム。台湾。モンゴル。日本の温泉地。外国では、父親のロンドン時代の友達が待っていてくれるのか。父親との電話のやりとりが面白い。知らない国の風景、ハルの表情と言葉、時々、幻想。引き込まれます。お金と時間もだけど、それとは別の豊かさ。旅、行きたいな。本も読みたい。2021/02/22
多田幾多
10
本が好きで思った事をつい口にしてしまう中学生・ハルは、一人で世界を旅する。旅するとこには父が通った道が、人が、景色が。好奇心と若さに映るは、様々な国の、溢れる希望と不思議な出来事。2016/06/13
スイ
9
装丁がとても凝っていて、全てで一つの物語を作っている。 こういう本を見ると嬉しくなる。 ハルと父の関係がいいなぁ。 カラーで鮮明な写真よりも、その場の空気の匂いが伝わるような絵で、思わず息を吸い込みたくなった。
むらて
7
「良い本を読むのと 旅をするのは似ている」「また行きたい場所とか また読みたい本とか そういったものがたくさんあることも」「またべつの 豊かさなんだよね きっと」。さらりと流せば軽く、けれど追おうとすると妙に深い、そんな一冊かも。画もね。そして装丁、どれだけ凝っているのかと。なんでそんなことを、なんでそこまで、ってこの人の画と同じか。ここまでやらなきゃ収まらなかったんだねぇ。そんな一冊。2017/05/23