目次
第１部 花とともに咲く四季の暮らし（まだ寒い日は、画布の上に春を描いて；野水仙のかぐわしさ、チューリップのまばゆさ；うららかな桃の節句は、幼き日を懐かしんで；グラン・シャレに咲く春の花たち；惜しげもなく切ったリラの花でおもてなし ほか）
第２部 もてなしの心、和の心（料理もお茶も、器も花も、お客人に合わせて；グラン・シャレ流。お茶と花の供し方；素朴さが味わい深い、花のインテリアたち；ひと針ごとに心安らぐ、手作りの時間；四季の着物に息づく、花たちのこと）
著者等紹介
クロソフスカ・ド・ローラ，節子［クロソフスカドローラ，セツコ］
東京生まれ。画家。１９６２年、上智大学フランス語学科在学中に、京都で画家バルテュスに出会い、’６７年に結婚。フランス・アカデミー館長職の夫とローマのメヂチ館で暮らす。’７７年スイスのロシニエールにあるグラン・シャレに移り住む。２００１年２月１８日、バルテュス死去。その後バルテュス財団名誉会長、ユネスコ「平和のアーティスト」として活動。随筆家としても活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Mayu
6
バルテュス夫人が日本女性だと最近知り、気になっていたところ、偶然図書館で見つけて読んでみました。スイス最大の木造建築のお屋敷に住まれ、四季の花々を愛でる静かな、でも、折々にお客様もお招きしたり、ハイキングしたりと、楽しい暮らしぶりがとても素敵でした。写真ももちろん美しいのですが、それ以上に格調高く優美な文章と、たとえお一人のときも、自然をお客様にする、といったような感性にもとても感銘を受けました。お着物の着こなしも参考になり、特に深紅の絽の着物は今までなかった発想だなぁと思って、すごく憧れました。2014/08/31
