角川ＳＳＣ新書 タクシー運転手になって人生大逆転！

下田 大気【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2014/09発売）

• サイズ 新書判／ページ数 180p／高さ 18cm
• 商品コード 9784047316454
• NDC分類 685.5
• Cコード C0295

内容説明

親の七光りは高校時代に使い果たし、２４歳で自己破産。２度目の芸能界挑戦ではだまされ官能映画に主演してしまう。再起を期して事業を立ち上げるもあえなく失敗し３２歳でまたもや無一文に…。が、タクシー運転手になって生き地獄から脱出！１年目で年収８００万円を稼ぎ、今では年収２０００万に。金なくツテなく取り柄もない、そんなオジサンでもなんとかなる！タクシーで学んだ人生大逆転の自己管理術を伝授する。

目次

第１章　いかにダメ人間・下田大気はできあがったか（父はおしゃれで粋な、火宅の流行作家；初めての窃盗。１５の夜ならぬ１２の夜　ほか）
第２章　失意の社会人、生き地獄は２度やってきた（有限会社「牙企画」で社長デビュー；闇カジノの恐怖。初めて知った父の愛　ほか）
第３章　３２歳秋、タクシーに出会い人生が変わった（あの富豪社長がタクシー運転手になっていた！；面接から２６日後、運転手になっていた　ほか）
第４章　人、金、時間。タクシーで学んだ自己管理術（タクシー運転手になって年収８００万、３年で貯金１０００万；ドミノ倒し式に起こる「人・金・時間」負の連鎖　ほか）
第５章　「人生大逆転」最後の砦がタクシー運転手だ（タクシー運転手の基礎知識１　給与編；タクシー運転手の基礎知識２　勤務編　ほか）

著者等紹介

下田大気［シモダヒロキ］
１９７６年東京生まれ。直木賞作家・志茂田景樹を父に持ち、高校在学時に芸能界デビュー。健康食品通販会社、宝石販売代理店など数々の事業に手を出しては失敗を繰り返し、２４歳で自己破産。再起をかけた芸能プロダクション経営もうまくいかずＦＸ投資の失敗もあり、３２歳にして２度目の破産。が、２００９年、タクシー運転手になると人生が一変。現在、タクシー運転手の範疇を超え、人材紹介業務、コンサルティング業務など、タクシー業界で広く活躍する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[雲をみるひと]

志茂田景樹氏の子息で一時よくバラエティ番組で見かけた下田大気氏の半生記。タイトルにあるタクシードライバーとしての成功記というより自身の半生についての記述が大半。自身の失敗から読者に何かを学んでほしいというメッセージのようだが、特殊すぎる人生でなかなか参考にならない気がする。巻末の志茂田景樹氏の下田大気氏へのメッセージはなかなかよい。

2022/04/12

[黒まる]

志茂田景樹の息子さんであり、やはりというか前半はやんちゃな人生を送っていたなぁ。だけど、タクシー運転手になり、がむしゃらに取り組むことで、トップセールスになり、人生が変わったと。人は、追い込まれたり、これしかない、と覚悟を決めてやれば、きっといろんなことがみえてきて、いい方向に変わっていけるのだと思った。人生は長い。勝負はまだこれからだ。（同じ年としてエール＆自分へのかけ声）

2014/10/13

[さしより]

下田さんの若かりし頃のやんちゃな話しはさておき、タクシーに対する偏見がす～っと抜けていきますね。勉強になりました。

2018/03/18

[マッキー]

志茂田景樹さんの息子さんの本ということでめずらしく新書を手に取ってみた。 前半は芸能人の息子らしく、派手で波乱万丈な人生という感じ。タクシー運転手になってからの、仕事への熱心な取り組み、タクシー業界をよりよくしたいという気持ちが伝わってきた。 巻末のお父さんへの人生相談も良かった。

2019/10/11

[Shuttle]

中学生の頃、梁石日の「タクシードライバー」を読んだ事があった。そのせいか、人生のどん底の時に無意識に選んだ仕事がタクシーの運転手だった。頭のどこかに、稼げて、自由がきいて勉強ができるはずだと言う考えがあったからだ。実際私も、月収70万以上稼ぎ、借金を返済し、マンションを購入し、今は悠々自適な生活をおくっている。その時の経験が今も生きているからだ。何があっても、そこから再スタートすれば短期間で復活できるそんな職業として位置づけている。当時を思い出しながら懐かしく思いながら読み終えた。

2017/12/21