出版社内容情報
「胃ろうや、人工呼吸器は使った方がいいのか」「病院ではなく、自宅で安らかに死ぬにはどうすればいいのか」もしもに備えて決めておきべき死に方と医療の選択肢を、千人以上を看取った終末期医療の専門家が解説。
内容説明
日本人は今、何の病気で、どのように死んでいるのか―。私たちが、理想の医療を受けるために不可欠な情報ですが、必ずしも正しく伝えられてはいません。本書では、千を超える方々の最期を看取った現役医師が、終末期の現実を明らかにし、どんな病気でも後悔のない最期を迎える方法を解説します。著者の一貫した主張は、「ほとんどの病気において、治療が有効ではない段階が来る。そこからは苦しく辛いだけの延命治療は控えて、自分のため家族のための最期の時間を大切にすべき」ということ。小説のようなエピソードが豊富。読みやすくて、感動できる一冊。
目次
第1部 後悔しない最期のための基礎知識(日本人は今、何で死ぬのか;病気別の死因について)
第2部 病気ごとにまったく異なる「後悔しない死に方」(がん;自分の力を行使しうる病気、しにくい病気;心疾患、肺疾患;医師の世代によって、終末期の医療に差が生じる;脳血管疾患の一部、認知症、老衰;心筋梗塞の一部、致死的不整脈、重症くも膜下出血、不慮の事故死、自殺;腎不全について;健康)
著者等紹介
大津秀一[オオツシュウイチ]
茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本緩和医療学会緩和医療専門医、がん治療認定医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、東京都在宅療養支援診療所に勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない終末期医療を実践、2010年から東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンターに所属し、緩和ケアチームを運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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