角川SSC新書<br> 読めばすっきり!よくわかる日本外交史―弥生時代から21世紀まで

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角川SSC新書
読めばすっきり!よくわかる日本外交史―弥生時代から21世紀まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 332p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047316096
  • NDC分類 210.18
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本の外交ベタはつとに有名であるが、昔の日本人は極めて老練で、したたかな外交を展開していた。まさに、メンツよりも実利を取るだ。弥生時代から現代までを振り返り、日本外交史をわかりやすく紹介した歴史読本。

内容説明

日中関係、日韓関係、日露関係、日米関係。どれをとってもギクシャクしている現在。日本の外交ベタは現在つとに有名であるが、昔の日本人は極めて老練でしたたかな外交を展開して、国家の安定を保っていた。中国に冊封するのがスタンダードだった時代に対等外交を仕掛けたり、実利をとるためには朝貢貿易も辞さなかったり、中国の貨幣で国内の貨幣経済を促進させていったり。弥生時代から現代までの2000年間を振り返り、日本人の外交術をわかりやすく紹介した歴史読本。

目次

第1章 古代(弥生時代の小国外交;古墳時代の朝貢外交;遣唐使の開始と白村江の戦い;奈良時代の遣唐使派遣;高僧鑑真の来日;渤海と新羅との関係)
第2章 中世(院政期の日宋貿易の展開;鎌倉時代と南宋;蒙古襲来と日元貿易;室町時代の勘合貿易と日朝貿易;日朝貿易の展開と琉球の中継貿易)
第3章 近世(織田信長とキリスト教;豊臣秀吉の外交政策と朝鮮出兵;徳川家康の積極的外交;禁教令と外交政策の転換;鎖国政策と四つの窓;ロシアの南下と日露関係の悪化)
第4章 近代(ペリーの来航と不平等条約;明治政府の初期外交と国境の画定;国内危機を救うために勃発させた日清戦争;日露戦争と韓国併合;ワシントン体制と協調外交)
第5章 現代(サンフランシスコ平和条約と国際社会への復帰;アメリカとの、沖縄の祖国復帰交渉;日韓基本条約と竹島問題;対中外交と尖閣問題)

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年東京生まれ。青山学院大学史学科卒業、早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。現役の高校教師として日本史を教えるかたわら、歴史研究家、歴史作家として執筆活動を行う。早稲田大学非常勤講師もつとめる。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

10
重要箇所はゴシック太字。通訳案内士1次試験過去問では、曇徴は墨や紙、彩色の製法を伝えた(24頁)のが出ている。他には、大輪田泊に経島(きょうがしま、75頁)、栄西と道元は二人とも出ている。幕府の実力者、平頼綱。リーフデ号はオランダの船。ヤン・ヨーステン、イギリス人のウィリアム・アダムズ(三浦按針)を呼び寄せ、家康は話を聴いた(148頁)。レザノフの長崎来航。イギリス船フェートン号。イギリス船ノルマントン号は和歌山沖で沈没、外国人は助かったが、日本人は溺死(215頁)。何が出ても臆さず3時間待ちで確認する。2013/08/19

中年サラリーマン

8
よく一冊の本にまとめたと思う。弥生~現代までをカバーしているのでひとつひとつの事象がざくっとした感じになるのはしょうがないと思う。教科書的な使い方がベターかな。2013/09/01

Taichi Ishihara

6
読了。たしかにすっきりよくわかる。何度読んでも昭和初期のグダり具合が半端ない。また、奈良平安時代の二枚舌外交などを見ると施政者でなくても歴史に学ぶことは大事だなあと改めて思う。2014/02/24

あきさ

1
高校生レベルの日本外交史をわかりやすく書いている。内容に最新の知見も盛り込んでおり、高校時代に日本史を取らなかった身としては絶好の再勉強の機会となった。2016/02/13

しろくまZ

1
著者は現役の高校教師らしいです。そのせいか、内容・表現ともにマイルド。高校生の副読本には良いかも。2013/10/05

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