角川SSC新書
息身佛―ただ、息をする。ただ、生きる。

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315594
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0295

出版社内容情報

グチグチと言葉を重ねて、考えすぎるから幸せは逃げていくのです!

人間に文明をもたらした言葉。今私たちは、その言葉によって傷つき、悩みを増大させています。「生きる意味」について、何十年も悩み続けた老禅師が語る、心が軽くなる生き方指南。

内容説明

曹洞宗の大本山・總持寺貫首を務めた高僧、板橋興宗禅師が、「本当のいのちの生かし方」と「息をすることの大切さ」を説きます。海軍兵学校での生活、戦後、肋膜炎を患い長期入院、4年遅れての大学進学、自尊心が傷つきノイローゼになった大学時代、生き返った禅寺での共同生活、曹洞宗に得度、師匠を裏切り8年間放浪修行、禅師となってからの夢など、自身の経験を通して、足るを知ること、グチグチ考えないこと、呼吸の大切さを紹介しました。がんを患って20年、「生きる意味」について悩み続けた禅師からの魂のメッセージ。

目次

第1章 禅に出合うまで(幼年時代のあこがれ海軍兵学校;坐禅との出合い ほか)
第2章 人生、一生修行(師匠を裏切り、八年の放浪修行;ぐうたら住職 ほか)
第3章 足るを知る(「足す」から「足る」へ;考えるから悩みが生まれる ほか)
第4章 考えない(猫は悩まない;愚痴をグチらない ほか)
第5章 「命の呼吸」をする(生きる力を養う坐禅;命の呼吸はお釈迦さまから ほか)

著者等紹介

板橋興宗[イタバシコウシュウ]
1927(昭和2)年宮城県生まれ。海軍兵学校76期。東北大学卒業。1953(昭和28)年、渡辺玄宗(わたなべ・げんしゅう)禅師について禅門に入る。その後8年間、井上義衍(いのうえ・ぎえん)老師に参禅し、修行する。福井県武生市・瑞洞院住職、石川県金沢市・大乘寺住職などを歴任し、1998(平成10)年、神奈川県横浜市・大本山總持寺貫首、曹洞宗管長に就任。2002(平成14)年、貫首、管長の公職を辞し、石川県輪島市・總持寺祖院住職を経て、現在、福井県越前市・御誕生寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Take@磨穿鉄靴

40
一章二章の著者の紹介辺りは正直ちょっと蛇足と言うかハズレかと思ったけど三章の足るを知るあたりからは八十歳を越える著者、板橋禅師の本領発揮。猫好きの好好爺といった雰囲気から語られる肩の力の抜けた有り難い言葉の数々。仏教って宗派に共通して極楽ありきだと思ってたけど禅宗はというか板橋禅師は極楽もなく地獄もなく土に還るとお話されていて宗教に抵抗がある人も入りやすいと思われる。あと本当にいろんな事に対する執着が無くて死に対してもその時には「痛え痛え」と言うかもしれないねえみたいな話もされていた。素敵。★★★★☆2020/11/15

ぱんにゃー

10
「「足す」から「足る」へ」「考えるから悩みが生まれる」 「「ありのまま」でいい」「「今ここ」を生きる」 4つ関連がなさそうですが、同じ第三章の中の小タイトルです。 第三章は『足るを知る』です。ありがとうございます。2013/04/21

しょ~や

2
素直な言葉で著者の実感が書かれているところがとても良かったです。2015/10/29

ぷすお

1
☆☆☆☆ なんだか座りたくなります(笑)2020/08/14

じゃんけん

1
読みやすくて、わかりやすい ・「自分は今のままで十分足りているんだ」ということを身体でわかる ・現実に見えるもの、聞こえるものだけが本当で、ありのままの自分でよいのだと気づかれた ・シャクにさわったという命の反応のままにしておくことが「ありのまま」 ・何も考えずに命の反応に任せる。そうすると、ずぶの人間性が出てくる。それが「足るを知る」ということ シャクにさわったらシャクのままでいる ・一つのことにひたすら専念することは、人生の極意である「ただ」に通じる ・今、ここに息をしている意外に自分の真実はない 2013/07/30

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