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角川SSC新書
くじけないこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 179p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315358
  • NDC分類 184
  • Cコード C0215

内容説明

将来不安の高まりなどで閉塞感が強く漂う時代になり、心が折れるまでいかなくても、ちょっとしたことで落ち込む人が増えています。なぜ、ふつうの生活をおくっているだけなのに、くじけてしまうのでしょうか。人はなぜへこみ、追い詰められるとくじけてしまうのか。その背景を説きながら、いまを生き抜くための智慧を、スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)の長老がブッダの教えをもとに語ります。

目次

第1章 人はなぜ、くじけるのか?―「それは、私たちがアーティフィシャルな社会に生きているからです」(変化する社会に、適応できなくなっている?;意識的な判断、無意識の判断 ほか)
第2章 最初に考えてほしいこと―「最初の土台が違っているから、私たちは間違ってしまうのです」(“生きにくい社会”は昔から変わらない;アーティフィシャル社会が惑わすもの ほか)
第3章 心を支える拠り所―「仏教が目指すのは、一人ひとりの心が強く逞しくなることです」(今だけに生きる;モラルをもう一度 ほか)
第4章 今を生きるための知慧―「答えは、すでにあなたの心の中で育まれつつあるはずです」(自分の判断にしがみつかない;「とりあえず」の生き方 ほか)

著者等紹介

アルボムッレ・スマナサーラ[アルボムッレスマナサーラ][Alubomulle Sumanasara]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。スリランカの国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとった後、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。全国で講演やセミナーなども行い、ブッダの根本の教えを説き続けている。また、朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こなつ

22
人生は無常であることを楽しむことが、人生においてくじけずいきていける。過去も未来も現在ではないので妄想。変わりゆく一瞬ひとときを妄想で終わらせるなんて勿体無い。自我を捨て、流れ行く世の中を客観視する力。ブッダの教えは、やはり自分に響くものがある。2017/01/23

テツ

19
森羅万象、ありとあらゆるモノもコトも無常。うつろい続ける世界の中に独りぼんやりと立っているということを真から理解していたら生きることはきっと楽になる。拘るな。固執するな。執着するな。全ては一切合切変化していく。どう在ろうと、どう成ろうと、世界は何も変わらない。川の流れのように移り変わり続ける無常を楽しめ。流れを眺めているこの瞬間を愛おしめ。一秒前の流れは二度と戻らないし一秒後の流れは予想できない。それを踏まえていれば何かを理由に挫けるなんてことはありえない。それ以前もそれ以降も何も変わらないのだから。2020/03/11

Mizhology

8
テーラワーダ仏教(スリランカ上座仏教)は、お釈迦様の言葉を頼りに生きていく智慧を継いで行く。私達はくじける仕組みの中で生きている。こだわりや固執がくじける原因をつくっていく。人間がつくるものは何でも矛盾がある。勝手な妄想はやめ、今を生きる。『最良の選択』に比べると辛口。2019/09/16

あちゃくん

7
この本で盛んに出てくる「アーティフィシャルな社会」って、養老孟司先生が言うところの脳化社会ってことなんだろうなと思いながら読みました。くじけないために、幸せになるために、「私」を捨てるってこと、理解はするけどなかなか難しいよな。だって様々な場面で気付かないうちに「私」が入ってくるんだもの。でも、そういうことを自覚することが、くじけないために第一歩なのかな。2011/08/18

motoryou

5
初読のような感覚での再読。 様々な問題は「居つく」ことから起こるんだなあ、と感じます。「自分が」そう考えた、感じた…、などなど。 「思考するから判断を誤る」というのは、どきっとするけど、そうだよなあとも思います。 最近は結構直感を大事にしているんだけど、それを後押ししてもらった気分でもあります。うまくいくこともあるし、いかないこともある。それが当たり前と思えば、起こるいろんなことも楽しめるよね、と思います。2018/02/19

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