内容説明
肩こりや腰痛、背中の痛みに悩む日本人は増え続けているが、マッサージやカイロプラクティックを受けたことで、かえって症状を悪化させ、整形外科に駆け込んでくる人もあとを絶たない。痛いからマッサージを受けたのに、なぜ症状が悪化してしまうのか。それは痛みが首から来ていることを知らないからだ。首に問題がある人にはどんな痛みの症状が出るのか、それは自分で治せるのか、医者にかかるべきなのかなど、本書では症状別、故障の段階別に詳細に解説。さらに今日からすぐに始められる、さまざまな予防体操、食事法などの「首を守る生活」もあわせて紹介した。
目次
第1章 首は現代人の弱点
第2章 首が壊れていく4つのステップ
第3章 今日から始める「首を守る生活」
第4章 首治療にまつわるさまざまな問題
第5章 首の手術を決める前に知っておきたいこと
第6章 首の悩み何でもQ&A
巻末付録 かかりやすい首の病気
著者等紹介
三井弘[ミツイヒロシ]
岡山県生まれ。医学博士。東京大学医学部卒業。1977年より三井記念病院勤務、同年オックスフォード大学留学。1981年三井式頚椎手術器具を開発。三井記念病院整形外科医長を経て、現在、三井弘整形外科・リウマチクリニック院長。専門は、脊椎、関節(人工関節)。日本リウマチ学会評議員。脊椎の世界の専門誌「SPINE」の論文審査委員としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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maimai
30
首には神経が密集していてこの神経に負担がかかることで肩こり、腰痛といった様々な症状が体に表れるそうです。首をまもるために重い荷物はもたない、炭水化物をとりすぎない、高い枕は使わない、夜更かしはしないといったことをすることで負担が減るみたいです。また重い頭を支えているのが首なので前かがみになりすぎないといったことも大切です。もし肩こりや腰痛がひどい場合首を温めたら痛みが減るといったこともあるみたいです。2016/05/14
Kentaro
11
普段の生活スタイルや姿勢など、日々の生活のなかで知らず知らずのうちに、負担がかかり、老化、摩耗し、いくつかの段階を経て、様々な痛みの症状が出るようになる。 これは、言い換えれば、少し首を意識し、なるべく負担をかけない生活を心掛ければ、痛みを予防し、健康な首を維持できると言うことである。 その方法とは、バランスのとれた食事、適度のスポーツ、規則正しい生活、良い姿勢を保つ、十分な睡眠、あるいは休息をとることです。 食生活は中でも特に大切で、炭水化物を摂りすぎず、野菜、果物、良質のタンパク質を摂るよう気を付ける2018/07/09
ケイ
0
ひどい肩こりを治したくて読んだ。整形外科医という見地からの「痛み」の解明は説得力があり明快。日々正しい姿勢を意識する事に加え、枕も変えてみた。効果が出るのに少し時間がかかるようなので継続してみよう。2015/06/14
hanatsuma
0
総華的で広く浅く…という本。今ある首の痛みの解消にすぐ役立てられる本ではないが、症状が深刻で医者にかかる前にざっと予習するにはいいかも。2013/08/10
みろり
0
あまり期待していなかったけれど、書いてあるとおりに、枕をしないで寝るようにしたら、首の痛いのと、手のしびれがおさまった。「むちうち症をやったことがあるならば、それだけですでに首にリスクをかかえている」という一文に、とても納得。2011/10/17
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- 和書
- 理科系の男に期待します。