内容説明
アメリカの金融危機に端を発した世界的不況を尻目に、金価格が高値で推移している。その背景にはバーチャル経済とドルへの不信が存在する。金を20年以上ウォッチしてきた貴金属アナリストの第一人者である著者が本書で、金価格高騰のカラクリを、そのきっかけとなった世界経済の事象とともにわかりやすく解き明かす。この一冊で金価格の動向はもちろん、世界情勢の見方から金商品の投資法までがカバーできる、金に関する最適の入門書。
目次
プロローグ
第1章 金価格高騰の震源地では
第2章 金を理解するキーワード
第3章 金が示す世界経済転換の兆候
第4章 円高と円安の狭間で
第5章 “無国籍”という資産選択
付録 金の価格から見た世界の経済史
著者等紹介
亀井幸一郎[カメイコウイチロウ]
マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表。中央大学法学部卒業。山一證券、日本初のFP会社である投資顧問会社MMIを経て、1992年、世界的な金の広報・調査機関ワールドゴールドカウンシル(WGC)に入社。企画調査部長として経済調査、金市場のマーケット分析に従事。2002年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樒
2
経済としての「金」。意外と知らないで済むので、へぇ~、という内容も結構ありました。結局、金は強いぞ、とも読めますが。それよりも貴金属全体についてもう少し言及があると、広く見渡せて良いのではないかと思いました。2011/02/09
ango28
2
商売柄日々の地金相場には敏感であるが、それでも黄金についての知識が身についた。この書の後半は大まかな世界経済に起こった事象を中心に推移し、そこに金を絡めていくから構成が悪くなってしまい、最終的には皆さん金を買いなさいという啓蒙運動にしか聞こえなくなってくる。何よりETFの手数料が信託報酬として1,000万円分の金に対し毎年約4万円かかることは知っている筈なのに、それに言及していないのはプロとして失格だろう。2010/06/04
ハーブ
0
金も悪くない2016/06/01
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