内容説明
いま日本酒は歴史上最高の味になっている。いわば「新世代」の日本酒であるその酒は、「フレッシュでフルーティー。そしてきれいに切れてするりと喉に落ちていく、わかりやすいおいしさ」という共通の味を持っている。「ただ辛いだけの酒」「ベタッと甘い酒」とはまったく異なる新しい酒―。その魅力と、背景にある技術の進化を解説する。おいしい酒の買い方から飲み方まで、“ゼロからわかる日本酒ガイド”。著者が厳選した全国の「新世代日本酒」３６銘柄、「注目の日本酒」１５４銘柄を紹介。
目次
第１章 飲む前に、知っておきたい「日本酒」のこと
第２章 実は、いま「日本酒」はすごいことになっている
第３章 「おいしい日本酒」はどうやって見つける？
第４章 さあ「新世代日本酒」を飲んでみよう
第５章 これだけ知っていれば、もう日本酒通！
第６章 いま最高の「新世代日本酒」ガイド―全国４３都道府県注目の蔵元
著者等紹介
かざまりんぺい［カザマリンペイ］
１９５２年、東京都生まれ。アウトドア・キャンプ・料理・親子遊び関連のコーディネイト、執筆を中心に活躍している。また、各地の酒蔵を訪ね、大小のきき酒会に参加するなど、日本酒の魅力の探求を実践。業界外の「飲み手」という立場から、蔵元・酒販店との交流を通じて得た情報を発信している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっこれあんにゃ
9
◎日本酒の入門書として購入したが、非常に面白く読み物としても良かった。日本酒といえば新潟県と思いきや、山形、福島、秋田、静岡など、他県の蔵が非常に素晴らしいとのこと。淡麗辛口の次世代は、香りと豊潤な旨みがキーワードのようだ。日本酒を好きになるには、最初のうちに旨い酒に出会うかどうかで決まるとのことで、最初に飲むべきお酒を紹介してくれる。とりあえず、その最初に飲むべき８銘柄から試してみようと思う。2014/01/11
ろぶくん
7
過去に何度か挑戦した日本酒。もう一度挑戦してみようと思い、こちらの本をガイドにしてみた。中身はとても読みやすくわかりやすい。でも、、何本か買ってみて、やっぱり日本酒は合わないな〜。2022/05/03
牧神の午後
7
日本酒が旨いと感じるようになったのは１０年程前。きっかけは本書でも新世代日本酒として取り上げられている山口県の獺祭の純米大吟醸磨き二割三分を呑んでから。エヴァの新劇場版序で空き瓶が描写されていたのを見て、悦に入っていたのも良い思い出Ｗ。あまり呑まないタチなんで、採上げられた日本酒のうち１／４も呑んでいないけど、こういうのは最後は個人の好み。本当にすげえ、と驚倒したモノもあるし、合わないなぁ、とがっかりしたものもある。でもそうした出会いを楽しむことこそが日本酒の嗜みだとおもうのでありました。2013/05/04
ざび
5
高木酒造以降の、俗に言う「Ｔ以降、Ｔ以前」についての区分を明確にし、Ｔ以降のお酒の代表作を推薦。概ねその筋では上位に入る作品が選ばれている。余計なおまけの酒の作り方コーナーもくどくなく、あくまでも添え物レベル。自分が飲んでいるお酒の評価を再確認するにはちょうど良い。2012/08/25
akanishi
4
文章だけで日本酒のおいしさを語るのは難しいと思った。この著は日本酒とセットで売り出すべきではなかろうか。2011/06/06
