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出版社内容情報
漫画界の魔神、渾身のロマネスク長篇復讐譚、世界待望の第2巻!トミノとカタン、悲運の双子を巡るロマネスク復讐譚の行方は…。
映画『少女椿』公開決定、GUのウルトラマンシリーズに描き下ろしイラストで参加など、さらに過激にカラフルに活躍をつづける日本漫画界の魔神、丸尾末広。そのキャリア最大の長篇となる稀代の問題作、幻想と妄想とあまりに汚れた美しさが交錯する、世界切望の第2巻。
丸尾 末広[マルオ スエヒロ]
1 ~ 1件/全1件
- 評価
ひろぽんの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
84
待望の第2巻。丸尾さんの美麗で緻密な絵を見てるだけでもうっとり。この方の作品は漫画の領域を越えてるように思う。読んでると、まるで映画を見ているような感覚に襲われます。離ればなれになってしまったトミノとカタン。二人を取り巻く無慈悲で残酷な世界は怪しい見世物小屋そのもの。その精神は形を変えて現実の世界でも生き続けているように思われる。二人は無事に再会できるのだろうか。地獄巡りはまだ終わらない。巻末のスペシャル・インタビューも興味深く読みました。そこで挙げてた作品も是非漫画化していただきたいです。期待してます。2016/05/25
ぐうぐう
15
これでもか、これでもかと、トミノとカタンに襲い掛かる不幸。「あれは世を忍ぶ仮の姿 世の中には最も卑しいものからしか見えてこない真実もあるのだ」非情な現実から逃れるために見るはずの夢も、トミノにとっては悪夢でしかない。それは、現実とほとんど変わらぬ夢。哀しいかな、トミノの地獄は終わらない。2016/05/26
タマキマタ
11
はぁ〜、めっちゃトリップしてしまった…脳がじんじんする感じで怖い(笑)でも丸尾作品にしては珍しくところどころでほっこりした温かさも感じたりして、そこで少しだけ(本当に少しだけ…)ホッとする。どれほどの結末が待っているんだろう。次巻が最終巻かな?早く読みたいような、終わりを知るのがもったいないような…。巻末のインタビューも良かった!2016/05/30
多田幾多
10
サアサアお立ち会い!観ていって聴いていって!非情で悲しくそして悲哀と狂気と耽美にまみれた絵に引込まれて見れば、双子の終わらぬ地獄!顔を負傷し、エリーゼの遊び相手として、見世物小屋から連れて行かれた2人を待つは、やはり地獄。掟も地獄、夢でも地獄。なら…?2016/06/08
パンダプー
6
まるで映画のよう。三巻楽しみです。続々します。2016/05/25
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