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内容説明
ディヤウスとしての己の出自を知った上で、その手でメルディエトを葬ったディー。彼の苦悩を包み込むかのように、ヴァレリアはディーと結ばれる。一方その頃、カリンと決着をつけたいと願うダンテと、ついにルオーマに直接攻撃をかける用意を整えたルキウスとオルヴィエトはユールローグを出立する。それぞれの相手を迎え撃つべく、カリンが、シャキーラが、そしてディーとヴァレリアが最後の戦いに臨む!大人気ファンタジーアクション、堂々最終巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
39
シリーズ最終巻となる今回はディー・ヴァレリアたちがルキウスたちとの最後の戦いに挑み、因縁に決着を付ける話。いやはや、今回は最終巻だからこそ出来る王道展開って感じでひじょうに良かったですね。無事結ばれたディー・ヴァレリアとルキウス、カリンとダンテ、シャキーラとオルヴィエトとそれぞれが因縁の人物と全てをぶつけ合う死闘の数々は最終巻に相応しい盛り上がりを見せてくれたと思います。お気に入りのクロチルドも出てくれたし、本当に満足。エピローグも良かったし、作者さんの次回作も楽しみです。2015/08/29
よっち
33
ヴァレリアのために覚悟を決めたディー。カリンと決着をつけようと願うダンテと、ルオーマに直接攻撃をかける用意を整えたルキウスとオルヴィエト。それぞれが最後の戦いに挑む最終巻。これまでの因縁に決着をつけるべく各々がついに動き出した今巻でしたが、丁寧に描かれた対決でひとつひとつのエピソードを回収していきながら、終わりに向かう物語としてまとめていく上手さはさすがベテラン作家さんですね。最後までヴァレリアとディーのやりとりも十分堪能出来て、気になる部分もきちんと補足してくれた大満足の完結。次回作にも期待しています。2015/08/28
ナカショー
27
いろんな因縁と決着がつく最終巻。非常に良かった‼︎ディーとヴァレリアのバカップルも健在で何よりベッチーナの素顔が見れたのが良かった。ベッチーナ可愛いじゃねぇか。リヒテルナッハ家との戦いも決着がつき、結ばれるところは結ばれて文句なしのシリーズでした。次回作も楽しみに待ってます!2015/11/07
しぇん
18
完結。歴史と血の宿業とラブロマンスの話でしたが最後まで面白かったです。主人公達が癖ある人物だったのも良かったですけど、脇役達がそれぞれ魅力的だったのがこのシリーズを盛り上げてくれたのかなと。カリン様が惚れていた相手は意外でしたが。シジュベール君も実は有能だったとかがシリーズで良い味出したりとかで好きなキャラが多かったです。ディヤウスの超人的な力と精神に子孫を残すのを怯えていたディーですが、なんだかんだ1000年大丈夫だったので次の1000年も大丈夫なんじゃないかな?とか楽観的に思ったりも。2016/11/13
ちゅった
16
終わった〜待ちに待った最終巻だったけど、終わったら終わったで寂しいです。広げた大風呂敷でいろいろ回収しました。ディーが魔紋修復士として才能あるのは納得していたが、まさかそんな裏側があったとはね〜なるほどやりおる。ベッチーナの素顔見られたし、眼福眼福。嬉野さん、ミユキルキアさん、三年半お疲れ様でした。次回作も期待して待ってますからね。さて、ベッチーナの短編あったっけ?と検索して5巻発見。再読しながら、あぁ〜あったわあったわ、クルクル回るガチャピンクの話。2015/09/02