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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
12
愛情と性交は、本来ならひとつで重なるものであるはずなのだが、現代社会においては必ずしもそうとは言い切れない。そのことを新井英樹は、この『SCATTER』で、とてもデフォルメした表現で描いているように思える。それは、生を産むはずの精子が、命を殺す武器として展開する設定からもよくわかる。それでいて、サブタイトルにあるように、人への想いも激しい熱情をもって描かれていることを忘れてはならない。「あなたに質問したい ある日… この日常には全てを壊すような魔物が潜むと感じた時 誰かがここにいて欲しい?」2015/01/29
ころっぷ
2
迷いなく読者に苦渋の選択と覚悟を強いる漫画家。かつてない多様性と細密化の活況を呈する日本漫画界にあって、これ程までに曲げない信念を作品に投影する作家はいない。生命の原罪との闘いに後戻りできない一歩を踏み出した主人公の末路から目が離せない。2015/03/02
HARD SEVEN
2
自分のものの見方を問い直す。都合のいいものの見方をしてないか。日和っていないか。抑圧されることに鈍感になっていないか。ルールとか常識とかに従順になってはいないか。不安だ。嫌だ嫌だと思っていた、分かった顔して理解を手放し諦めたバカに自分がなってしまうのは。せめてアホなツラしたアホでいたい。2015/02/18
たたみ
0
久保クンがいつの間にか男の顔になってて、おお!と感動した。システムに飼い殺される前に、地獄の自由を手に入れろ!!2015/01/30
hryk
0
面白いけれど一年に一冊なので話を忘れてしまう。2015/01/31