ファミ通文庫<br> この恋と、その未来。―一年目 春

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ファミ通文庫
この恋と、その未来。―一年目 春

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047297289
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

超理不尽な三人の姉の下、不遇な家庭生活を過ごしてきた松永四郎。その地獄から逃れるため、新設された全寮制の高校へと入学を決めた彼は、期待を胸に単身広島へ。知らない土地、耳慣れない言葉、そして何よりもあの姉達との不条理な日々から離れた高揚感に浸る四郎だったが、ルームメイトとなった織田未来は、複雑な心を持つ…女性!?四郎と未来、二人の奇妙な共同生活が始まる―。『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー。

著者等紹介

森橋ビンゴ[モリハシビンゴ]
2002年にファミ通文庫でデビュー。『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオの他、漫画原作なども幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かめ吉

102
体は女だけど、心は男の性同一性障害に悩まされる織田未来と、そんな未来に恋してしまった松永四郎。ラノベの中ではあまり見ないタイプの話なんだけど、メッセージ性が強くてとても面白かったです。タイトルの通り、この恋がこれからどうなっていくのかとても気になります。体が恋をするってすごい表現だと思った。2015/08/28

イーダ

99
性同一障害を上手く題材に取り入れている。ラノベだと、変に萌えを前面に出して来そうなものだが、そういった嫌らしさが無いのが好ましい。これから四郎は未来の事について大いに悩む事になるでしょうが、その先を見てみたいと思わせるものでした。2014/10/03

よっち

95
父親が家に寄り付かず、超理不尽な三人の姉+母に囲まれる環境下から抜け出したいがために、全寮制の高校生に入った四郎が、性同一障害の複雑な事情を抱えたルームメイト未来と出会うお話。トラウマから女の子への関心が低い四郎ですが、そんな彼でも長い時間を一緒に過ごし、時折隠せないその女らしさを知るうちに、未来を意識してしまうのは仕方ないですね。しかし一方でそんな彼に過去の苦い経験を伝え、いつまでも自分の親友でいて欲しいと願う未来。そんな二人を中心とした物語がこれからどのように紡がれていくのか、次巻がとても楽しみです。2014/06/28

ツバサ

90
何か難しい事を題材にしてるね。身体は女の子で心は男の子の未来に四郎が恋をするのがテーマ。四郎は未来に好意を抱いていて未来は男でいたいと思い、四郎とは親友でいたいと思う、なんて難しい恋愛なんだ。2015/01/02

ひめありす@灯れ松明の火

88
最近時々みかけるRBGTものの物語。他の方も書かれていたけれど、恋体という書き方がとことんキュート。恋は一体、何処でするんだろう。細胞全部で、するのかな。身体の記憶と恋する体。恋する心と心の触れ心地。上手く行ってはいけない、うまく行くなら誰かが破滅的な泣き方をしなくてはいけない、でもうまくいかなくてもやっぱりどちらも泣く事になるだろう物語。破滅の切なさを予期させるだけに、いっそう登場人物を慈しみたくなる物語。この恋と、その相手である未来と。そして二人の辿りつくその未来と。今はしばし、見守りたいと思います。2015/06/13

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