内容説明
歌で自然を操り魔物から人々を護る“楽師”。中でもエルネスティーヌは誉れ高き“歌姫”として君臨していた。しかしある日、魔物に歌声を奪われてしまった上に反逆の疑いをかけられた彼女は、事件解決まで聖フィデール楽院に身を隠すことに!なのに、超堅物優等生のオリヴィエに「音痴は今すぐ退楽しろ」と脅されて―!?不協和音が奇跡を起こす?第15回えんため大賞特別賞受賞作登場!
著者等紹介
朝前みちる[アザキミチル]
第15回えんため大賞ガールズノベルズ部門にて、特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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合縁奇縁
78
誉れ高き<歌姫>として君臨していたエルネスティーヌは、ある日魔物に歌声を奪われた上に反逆の疑いをかけられてしまった彼女は、事件解決まで聖フィデール楽院に身を隠すことに!台詞でカタカナがよく使われてたから、読みにくかったです。負けん気が強くて努力家、義理堅い、そして毒舌なヒロインの性格がインパクトが強すぎて、男性陣の印象はいまいち薄かった。2019/04/20
でんか
16
うーん、びみょう。最初に読んだときは、設定のアレコレを面白く読んだ記憶があるのだが、再読してみると、なんだかえらく読みにくい。たぶん設定の説明が読んでいるこちらに細切れでしか伝わってこないのと物語のテンポのためだろうかと思う。あとはヒロインのツンがきびしいのと、鈍感にもほどがあるところかなあ。最後のシーン、ヒロインさん、恋愛感情はなかったとはいえ、曲がりなりにも一時は王太子の婚約者の筈だったのに、あっさり乗換すぎじゃないかね?デビュー作なので仕方がないとすべきか。2017/12/23
翔(かける)
10
発売日に購入してから、ずっと積読していた本です。神話をからめた闘う少女の物語でした。気高いながらも孤独、高飛車だけども努力家という二面性をもった主人公が魅力的でもありました。大事な「生まれ持った才能」を奪われても、自分の使命をまっとうしようとする生き方は、とても好感が持てます。話の流れに身を任せる主人公より、自分の意志の力で人生を切り開いていく主人公の方が好きだなと、改めて思わせてくれる本でした。2017/03/18
まろりん
10
レビューや評判で身構えていたけど、ヒロイン性格全然悪くないと思うのですが。ちょっと口が悪くてツンデレなだけじゃないですか(*´д`*)…って私は思うんですがwケンカップルはいいものですね(*´ω`*)クラスメイト達、特に女性陣は個性的すぎて笑ったwカズアキさんのイラストも、モノクロもしっかり上手いし、特に最後の方のイラストは萌えさせていただきました。そして最後に叫ばせてください。ひばりーーーー!!!という事で、私はこの作品好きです。次巻も読みます。2014/06/18
紅羽
9
挿画の絵師さんが好きなので購入。ツンツンカップルの罵倒というか、掛け合いが絶妙です。カタカナ表記の台詞が多いので、読むのがちょっと疲れますが、世界観やキャラクターも魅力的でしたので、中々好印象な作品でした。2014/02/19
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- 和書
- 問題温泉 文春文庫