内容説明
恋人の態度に業を煮やしている人、組織の運営に悩んでいる人、苦手な人との付き合い方に悩む人、子供との関係に迷っている人などなど…36の悩みをシネマ・セラピーで解決。
目次
仕事に行き詰まっている人へ―「マイレージ、マイライフ」
仕事に満足できない人へ―「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
会社の中の立場に悩んでいる人へ―「トイ・ストーリー3」
どん底から這い上がりたい人へ―「クレイジー・ハート」
他者との接し方がわからない人へ―「告白」
絶望を抱えている人へ―「闇の列車、光の旅」
壁にぶち当たっている人へ―「クロッシング」
パニックに陥りやすい人へ―「リミット」
世の中を正したいと思っている人へ―「十三人の刺客」
お酒で憂さを晴らしている人へ―「ばかもの」〔ほか〕
著者等紹介
名越康文[ナコシヤスフミ]
1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、京都精華大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko
11
雑誌連載記事の加筆ということで、文章も平易、対話形式なので、サラサラ読める。見た映画については、なるほど〜。と、その視点の鋭さに驚き、見ていない映画は、もう一度この本を紐解いて観てみたい。 どんな悩みもしっかりと自分の芯があればなんとかできる。そんな気にさせてくれる一冊。2014/01/26
しゅんぺい(笑)
2
内容がもりだくさんすぎて、読み終わったあとには内容はほとんど残っていなかった。でも、読んでいるそのときそのときで頷ける部分はたくさんあった。 ここまでたくさんの映画を心理と絡めて論じることのできる名越さんに脱帽。 自分のことを客観的に見つめること、そのような趣旨のことは何度も出てきたので、やっぱり重要なんやろうなあ。2014/03/14
ペンギン伊予守
1
人生の暗い部分を映画を通して解決しようというところより、人の黒い感情を浄めようとする試みが凄い。2014/01/31