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内容説明
「裏切り者を見つけよ」それが、逃げた兄に代わり一法師家当主となった元に課された使命だった。暦の力を使う秘術を、呪術『転生術』へと悪用した者を見つけ解呪しなければ、一族の能力が失われてしまうという。そして、裏切り者の汚名を着せられたのは分家の古窯遥佳。十歳にして当主の婚約者と定められながらも、様々な困難から元を助けてくれた少女だった。元は彼女の無実を信じ、証明することができるのか!?和風ファンタジック・サスペンス開幕!
著者等紹介
鳥村居子[トリムライコ]
『雑魚神様』(メガミ文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
11
鳥村居子の久々の新作なので買ったんですがこんなにわかりにくい作品を書く人だったっけ?説明をほとんどすることもなく展開を進めていくだけじゃなく必要な情報も開示してくれないので読みにくいしわかりにくいという負の連鎖が最後まで続いてしまったように感じる。この説明不足を武器にしたミステリーにしたいのなら実力不十分だといえる。またキャラクターも特徴はあるがそれを良いとは思えないなんとも微妙な感じだったのが厳しい。10歳にする意味も感じられなかったこんなに下手な作家だったかなぁ2013/11/03
アキラ@アニメと積読本を消化したい
10
下の上。うーん、惜しい。面白くなりそうな要素は割とあるのに、それを活かしきれなかった感がある。主人公の一族が扱う祝祭術は壮大なモノのはずなのに、行動範囲が狭いのと、登場人物が限られ過ぎているせいで、物語全体に酷く閉鎖的な箱庭感がある。本家・分家の話だから、そういう雰囲気も大事だとは思うんだけど、僕個人としては、どうしても言い表しにくい微妙な感覚が消えなかった。一族の裏切り者を探せ、というメインテーマがこの巻では終わらせられていないのと、それをやるであろう続編が無く、何だかスッキリしないのは結構なマイナス。2015/11/30
1_k
9
背景設定が回りくどくて分かりにくいのに、主人公にも、そして読者にも徹底的に説明せず・情報を与えずなので、わけがわからないまま話が進んでいく。もうちょっと整理し直してもらえないと完成品とは言いがたい。仮にその辺りが整っても、個人的には魅力を感じる要素をあまり見いだせなかったのですが。2013/11/02
Ency [L-N]
8
逃げた兄の代わりに実家の当主になった少年・元は、先代当主である実父から一族内の裏切り者探しを命じられ…、という流れから始まるミステリ風現代ファンタジーでした。最近ラノベでもミステリ風味に寄った作品が増えてる気がするのは、そういう流れだからなんだろうかね。ま、それはいいとして。順を追って手掛かりを出すのがお約束だとしても、主人公に対して周りの人間が全然説明する気がないみたいな状態なのは、読んでてストレスなんだよなー。そこをうまく誤魔化すのが作者の腕によるとするならば、このお話はそこら辺全然ダメだ、としか…。2013/11/02
水無月冬弥
7
鳥村居子先生(@Torimura_iko)の #ラノベ。これはフラストレーションが溜まりまくるなあ。情報もなく推理しろなんて、無茶すぎる。登場人物も性格歪んだ人ばかりだし、失踪した兄もあまりにも小物すぎるしねえ。 2013/11/04