内容説明
包丁さんは誰でも殺せる。だから憎いやつがいたら、殺してもらえる。フリーホラーゲーム「包丁さんのうわさ」完全ノベライズ―。
著者等紹介
城崎火也[キザキカヤ]
第9回ジャンプ小説大賞でデビュー
神波裕太[カナミユウタ]
大阪出身。「包丁さんのうわさ」をはじめとするADV作品を自身のサイトにて公開。「包丁さんのうわさ」のニコニコ動画の実況再生数は45万にものぼる。オリジナルのゲーム、イラスト、小説などを公開しているオリジナル創作サイト「たぶんおそらくきっと」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちる
7
フリーゲーム原作ノベライズ。基本的に展開はゲームそのままのようですね。それにしても「包丁さん」のおまじないは、なんとも恐ろしい。人を呪わば穴二つ、というやつです。包丁さん自身の話が色々と考えさせられるものもあって、ゲームとはまた違った楽しみ方ができました。2014/06/14
玖珠瀬ルカ
4
ゲームのまんまでしたので、安心はして読めましたが新しさはなかったかな、しかし全員生還ルートでよかった!!2015/04/30
綺羅
4
絵がな~(・_・;)包丁さん達の絵はかわいいのもあったが子供達の年齢がわからなくなってくる感じの絵だった。遊び半分でやったことがこんなことになるなんて思わないよな。怪我したのは遊び半分でやったこの子達が悪いから同情はあんま出来んな。先生は死んでもいい人だった。2015/03/30
はいね
3
ゲームの内容を織り交ぜつつ。保健室の男の子は知りませんでした!そんな事になってたとは…。包丁さんはかわいそうなカミサマでした。2020/08/28
こたこた
3
ホラーはホラーなのですが、主人公を殺す側が『悪役』で無いところが個人的に好きでした。どんな本にせよ現実に完全な悪役も正義も無いですから、そっちの方が落ち着きます。それでも人が死ぬシーンがえぐいことにかわりは無いのですが…。ホラー小説にしては後味の良い本だったと思います。ホラゲの小説ってエグイ終わり方が多いので意外でした。人は確かに死にますけど、そこまでリアルな描写じゃないし理不尽な理由で怖い目に遭う系の話じゃないからホラー苦手でもわりといけるんじゃないでしょうか。2015/12/18