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内容説明
“本当に”大魔王を打倒した勇者を見つけろ―王宮戦士のエレインは奇妙な命に首を傾げた。十日前、百年に一度復活すると云われた大魔王が斃された。だがそこで、四名の人物が「自分こそが大魔王を倒した勇者だ」と主張しているというのだ。さらに彼女に用意された協力者は魔族に寝返り牢に幽閉されていた不遜な青年ユーサーで…。果たしてエレインは勇者たちの嘘を暴き、真実を手繰り寄せることが出来るのか?疑惑のミステリアスファンタジー開幕。
著者等紹介
田代裕彦[タシロヒロヒコ]
神奈川県出身。第三回富士見ヤングミステリー大賞・大賞受賞作『平井骸惚此中ニ有リ』(富士見ミステリー文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
復活した魔王を倒した勇者は誰か?王の依頼を受け、魔族に堕ちた王族のユーサーと共に、4人の勇者候補を調査する王宮騎士エレインのお話。まず最初に魔王が既に誰かに倒されている前提で、そこから王の側近や候補者たちに当たっていく、ファンタジー世界でのミステリーです。堅物なエレインと冷静沈着なユーサーという組み合わせの妙や、文章などはそつなく構成されていて、反面やや意外性がなかったり、話が冗長な印象もありましたが、じっくり読む分には楽しめる一冊なのかなと思いました。次巻にはいい意味で予想外の展開を期待ということで。2013/12/25
シュエパイ
22
それぞれに、私が彼を(魔王を)殺した、と宣言する四人の容疑者、もとい、勇者候補たち。謎を解く鍵は、魔王の検死結果と不可解な殺害現場、そして容疑者たちの証言のみ!と、とっても私の好みな世界観のミステリなのです♪直情傾向な女ワトソンに、口の悪いホームズとか、これから先が楽しみなコンビです。さぁ、二人の嘘が暴かれて、でも残り二人も怪しげな??次はいつかなー♪2013/09/05
まりも
19
魔王を殺したと自称する4人の勇者たちから本当の勇者を探す謎解きにファンタジー要素を加えた作品。まっすぐで素直になりきれないヒロインと皮肉屋な謎解き担当の掛け合いはとてもいいですね。突出したものはないものの安定した面白さがあります。ヒロインが本当に可愛らしいあほで好きですね。今回出た勇者は2人次巻で残りの勇者が出るので誰が本当の勇者で誰が嘘つきなのか完全にわかるようです。普通にこれからも続けれる作品ですね2013/08/30
アウル
18
ファンタジー+謎解きミステリー。この巻だけの評価では個人的にあまり面白くないと言うよりも中途半端すぎて評価しにくい。予想を裏切るどんでん返しに期待かな。2013/09/07
クロウ
17
なかなか。お話としては、六花の勇者(魔王死亡版)みたいな感じ。魔王が死んでいるからか、良くも悪くもあっさり。解決パートは「あぁ!そうだったそうだった!」となる、ミステリーの醍醐味がよく出ていた。やや単調な気はしたけどユーサーとエレインのコンビがテンポ良く解決していくので楽しめた。ただ、2巻で一区切りらしいので、まだ何ともいえないか。2014/03/09
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