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内容説明
天才の姉・グリンダの替え玉として、女装して同盟国エーレン王室の家庭教師を務めている僕、シャール(♂)。濡れ衣を着せられたアニスのため、密室事件の謎を解くハメになったり(僕に名探偵役は無理!)、子供たちを引率してお祭りに行くことになったり(何故か僕を巡って竜樹王子と聖羅が張り合ってる!?)、今日もトラブルの種は盛りだくさん!けれどそのお祭りには、本物のグリンダが現れるという情報があって―。ファンタジー家庭教師コメディ、第3巻。
著者等紹介
野村美月[ノムラミズキ]
福島出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
62
「む、胸が・・っ、小さいんです〜〜ぅぅ。どうにか大きくしようと、今朝からいろいろ呪文やお薬を試してみたけれど、まったく変わらないんです〜〜!」『文学少女』遠子先輩の叫びではありませぬ。わずか9歳・恋する姫の為せる技‐天才的頭脳?で一気に16〜7歳の体となった聖羅姫がシャールに泣き付くシーン。「やわ肌のあつき血汐にふれもみでさびしからずや道を説く君」さびしい朴念人で大正解ですシャールくん(笑)見かけは16〜7歳であろうと聖羅姫は9歳、9歳ですから!巨乳の腐女子メイド・アニスに嫉妬する聖羅姫、すでに無敵の→続2013/04/06
よっち
61
今回はシャールがアニスに掛けられた盗難疑惑を晴らしたり他、聖羅が大人になっちゃったり、星祭にグリンダが現れたりな番外編の巻。だんだん番外編の割合が増えてきてますね(苦笑)聖羅がとにかく可愛くてやばいです。あれだけ不器用にぶつかってこられたら。。。アニスは腐ってても直球勝負で可愛いんですけど、何故か竜樹王子やギルマーまで可愛く思えてくる不思議。何というかみんな可愛いということですね。としかコメントしようがない(笑)毎回巻末についている竜樹王子とギルマーの片思い日記がツボですが、彼らの縁談話も気になりますね。2014/02/24
そのぼん
61
三巻目になって徐々に読みなれてきたせいかキャラに愛着が出てきてよみやすかったです。最初のはなし(第六話・シャーロック=ドイルの密室)がミステリー風味で面白かったかな、と思いました。2014/01/11
コリ
60
聖羅がどんどん表情豊かになってきてすごく微笑ましい。シャール大好きっぷりやアニスにヤキモチ妬く所が本当に可愛らしい。シャールの事になるとちょっと暴走しがちだけれど(笑)恋心を自覚したアニスも可愛かった。あの告白の練習は色んな意味でキツイよなぁ。(笑)最後にギルマーと竜樹に縁談の話が来て終了。それ相手逆だろ?!(笑)どうなることやら。今回もほのぼの楽しく読めて大満足。売れ行き好調らしく安心。二人の縁談はどうなるか。グリンダの思惑は?そして聖羅の胸は育つのか?!(笑)次回も超楽しみです!2013/04/04
KUWAGATA
55
男の娘シリーズ第3弾。安定した構成力と清澄な文章、そして上質なユーモアに彩られた大変素晴らしい作品。このクオリティの高い作品を、同じく高品位なヒカルシリーズとパラで刊行し続けているのだからある意味恐ろしい(笑) 特に聖羅の造形は女性作家ならではの素晴らしさ。今回はそれに加え、万能人間と思われたグリンダの本質のようなものを徐々に小出しにしてきて、シャールと今後どうなっていくのか楽しみになってきました。全編楽しめましたが、片思い日記は特に笑った。竜樹は、立派な君主になることでしょう(笑)2013/03/31