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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃりんこママ
44
市村座の顔見世興行が中心の2巻。一座の内情や確執が顕わになる中、謎の女おつみが関わって先が読めない。女形矢之助の艶やかさが増す。衣装や踊る姿も美しい。2014/10/07
詩歌
10
ああもう着物着たい!!! 伊左は色恋<役者魂のようで、おつみに感じる質の悪い魔性も芸の肥やしに、と期待高まる。この巻は、彼がどれほど大切に育てられ、愛されてきたのかが読み取れる。幼い伊左が役者の拵えに夢中な様子は、知人の子供と重なるところ。その子も母親の舞踊にうっとりしてる。人の毒、江戸の暗闇が濃くなってきたが、意外なところで犬やら兎やらが可愛い!2014/09/21
ろこん。
8
華やかな世界の裏にあるドロドロが出てきたねー。でも伊佐のために体を張ってくれるひとや、これからも支えていくよってついてきてくれる人に囲まれていて、伊波はたくさん愛されているよ。金主はどこからみても悪そうで何か企んでるのがプンプン染み出してるよ!いつか痛い目を見せておやりっっ。矢之助がとにかくカッコイイが訳ありなのかい?!2017/04/11
ミナ
6
役者の身分、日陰者であると自覚させられる伊左衛門。当時の時代背景を今までにない視点で見せてくれるので、とても楽しい。蔑みすら持つ人たちにすら一時の夢を見させるなんて役者とはすごいもんだ。2017/08/30
矢代
6
小屋を持たない河原崎屋が市村座と小屋を借りて、連名で芝居を打っている。伊左衛門が一人前では無いために、権四郎の養父である金主で座の代表的な役目を果たしている権左衛門は伊左を引き摺り下ろそうと画策するも、周りの助けのために何とかやり過ごす伊左。どうしても団十郎を継がせたい権左衛門。しかし一人前と認められ顔見世興行初日、伊左衛門の口上を述べるのがよかった。けど権左衛門諦め悪く、まだなんかやってきそう。そして立女方の密かな戦いが恐ろしい。けど男なので、隠しの下は月代だったことに驚いた。2015/08/25