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内容説明
マイヨ・ルカの街からすべての団員を引き揚げ、本城に篭ったガブリエラとレフレンシア。盆地の周辺には、自然士レオノーラを始めとする百戦錬磨の精鋭達、ジアンとカッシゥス王が率いる奇襲部隊、そしてベティスから駆け付けたドゥイエンヌが揃っていた。すべての準備は終わり遂に舞台は整った。果たして若き団長、ガブリエラが考案した戦わずして勝つ方法とは?そして、その先の未来をも見据えた一世一代の奇策とは―!?最強乙女伝説、堂々完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜水無
3
予想の遥か上を行くエンディングでした。 予想としてはルーアル・ソシエダイとジギルノジチをぶつけて消耗させて数十年の和平条約を三国で結んで決着と思っていたけど、まさかあんな形で決着するとは・・・。 アリアンレイ・エルギエレ・ヤークーシュにはご愁傷様としか言えません。 「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」という言葉があるが、ガブリエラの戦いはまさに敵の兵站線叩きをメインにして極力自軍の被害を抑える戦いです。 兵站つぶしを基本にする司令官はたいてい黒いので、まさにぴったりだと思いました。 2013/02/06
愕天王
2
白兎ここに完結。素晴らしい幕引きでした。内容の是非はさておきちゃんと画き切ったという印象。白兎騎士団を愛読してきた方々には、なるほど奇麗な、清々しい終わり方では無いでしょうか。戦略としてはそこまでの斬新さはありませんでしたが、それもある意味原点回帰。基本に戻った『らしい』戦略とも取れます。思えばこの作品、世界観や戦争、戦略も見所ですが、一貫してガブリエラの成長とレフレンシアとの師弟愛を描いた物語だったとも思います。この二人から始まり、この二人に終わる。長い間二人の絆を見てきただけに、最後にはグっと来ました2013/05/01
菊地
1
「(大規模では)戦わずに戦争を終わらせる」というのは、この作品らしいと言えば「らしい」終わり方だったものの、シリーズの本編最終巻で派手な戦争が無いこと自体はやや寂しい。ただ副団長にも秘密にしていた最後の策略は、意外性があって、実に良い落とし所でしたね。無駄な風呂シーンやお色気シーンが多過ぎる、という欠点はあるものの戦記風ファンタジーとしては実に良いシリーズでした。残り一冊が凄く楽しみであり、少し寂しい。2013/02/10
gatz02
1
あー終わっちゃいましたねぇ。大戦はなかったけどいかにもこのシリーズっぽい終わり方というか。大団円方向でガブリエラの策略が炸裂したというか。きれいな終わり方でしたね。お疲れ様でした。2013/02/11
へるり
1
最後までとても満足できたシリーズでした。ラストもまさかと思われる展開で驚かされました。シリーズを通して、ワクワクしながら楽しんで読めた作品で思い出深いです。終わってしまうのは残念ですが、後1冊外伝が出るらしいので心待ちにしたいです。2013/02/08
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