ファミ通文庫<br> B.A.D.〈10〉繭墨は夢と現の境にたたずむ

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ファミ通文庫
B.A.D.〈10〉繭墨は夢と現の境にたたずむ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047286573
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「胡蝶の夢」それが繭墨からのメールだった。繭墨霊能探偵事務所にはまたも退屈が満ちている。そして繭墨の限界を見計らうように依頼人は訪れた。『友人宅の水槽に人間の手が沈んでいた』『夜に土を掘る音がして眠れない』。しごく退屈な依頼を繭墨はひき受け、僕も事件が少しでも真っ当な結末になるよう走り回る。それはいつもの日常だったはずなのに―残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、繭墨あざかの運命に迫る最終編、開幕。

著者等紹介

綾里けいし[アヤサトケイシ]
『B.A.D.』1巻で第11回えんため大賞優秀賞に輝き、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

42
零代の繭墨あざか。ラストに向かって彼女はどう関わってくるのか気になるところ。2021/01/03

ソラ

26
あぁ、もうまさに胡蝶の夢だなぁ。最後の方かなり違和感があって、この結末ならそうだなと2013/09/22

Yobata

21
怨んだ人も怨まれた人も憎んだ人も助けられた人も、復讐の連鎖は終わり、日常に帰ってくる。事務所には繭墨が興味を引くような過激なではない平凡な依頼しか来ない。しかし繭墨はことごとく依頼を受けるという。違和感がある日常。これは平穏なのか、不穏なのか?水槽に浮かぶ手首,睡眠中に苛まれる土の音,猫の模倣を始め魔女になった小鳥,小田桐の夢の4編。戻ってきた世界は小田桐に対し温かかった。雄介は救われ、依頼は繭墨の望みである醜悪な形でなく小田桐の納得いく形で終わる。しかし違和感は拭えない。事務所に訪れる人は何かを→2013/05/05

ごぅ。

15
夢と現の境にたたずむ、、いやちょっ!!迷ってしまったんですがここどこですか━━━━!!ちょっ!!誰か~!!妄念に罪に恋にとらわれたその瞬間でさえ時であれ、目が覚めれば全てただの『 』で、、さんざん掻き回されたこの混濁が晴れてさえ、晴れやかな物語とはいかない。。。。繭墨その核が明かされたからといってなんなのだろう。。。ひと時の安心に過ぎないその夢。。2013/05/06

なめねこ

14
もう、二桁に突入か。最終章繭墨編は今までで一番個人的に読みにくかった、ずうっと同じようなシーンを少し変えて何回も書かれてるところが特にね。話としてはすっごく面白かった!まさか、前回の最後の話があの紅い女の作った夢だとは、騙された。そして、繭墨あざかとあの紅い女の対峙した挿絵が激アツだ。小鳥を思い出すのにめっちゃ時間かかった。もう、絶対に出ないと思ってたキャラだったからねwこの巻はまだ、最終章、繭墨編の始まりにあたる巻であったからか今までの巻のように好みの醜悪で醜い話がなくて残念。次巻にすっごく醜い話を期待2013/02/05

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