内容説明
典薬寮の襲撃に逃げ場を失い、とっさに『鏡』の力を発動させた珠紀。すると、村人たちが囚われているという夜の世界に拓磨、遼とともに転送されてしまった!昼の世界に残った守護者たちの安否を探るが…そこで珠紀は衝撃的な事実を知り!?一方、玉依姫を抹殺するため、五瀬が再び珠紀たちに迫るが―?他、珠紀をかけて守護者たちがババ抜きバトルをする短編『真剣勝負』も収録。
著者等紹介
西村悠[ニシムラユウ]
作家兼ゲームシナリオライター。「緋色の欠片 蒼黒の楔」の原作ゲームではシナリオを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜📕のベルズ
15
衝撃の展開。最早誰が味方かわからなくなる。罪は誰にでも平等にあるもの。どう向き合っていくのか。2021/12/20
陸抗
3
味方だと思ってた人が敵だったり、四面楚歌の状況に追い込まれたりと、ゲームをやってたときも追い詰められる感じだった。その緊張感が、好きだったなあ。幕間に、清乃の話があるのも嬉しい。2016/09/12
ナオ
2
芦谷さんの裏切りは予想通りだったが、そのほかで予想外の展開が多かったので面白かったっす☆次の巻もものすごく楽しみです。2012/12/17
サラ
1
つらい展開が始まった。ゲームやった段階でわかっていたけれど、「蒼黒」は1作目「緋色」とは違った苦しさがある。そして敵が多い。五瀬、ニール、そして村の人々。村の人たちを守るために戦っていたつもりが…という。人間の心とか憎しみって、難しい。現代社会でも言えることだけど、誰かが終わらせようとしないといけない。でもその「誰か」になるには勇気がいる。拓磨が言った「俺の前でだけは、自分を装うなよ。弱いままでいてくれよ」「そうじゃなきゃおまえの苦しみにきづいてやれない」のところ、珠紀と一緒に泣いた。2013/04/10
真尋
0
ゲーム本編にはない清乃ちゃんと芦屋さんのエピソードが追加されていたり展開に変化があったりとプレイ済でも読み応えのある内容だった。ゲームよりも鬼切丸による爪痕を深く掘り下げていて、乙ゲとしては珍しく過酷な状況の物語だよなぁと再実感。ところで文字では真弘先輩が颯爽と現れた先輩様の見せ場だと思っていたら挿絵では祐一先輩のイケメンターンだった。しばらく振りの登場なのに先輩が登場するとコミカルになるなぁ。2015/09/04