内容説明
囚われの身のアリシアは、ゼオルディスが望む「幸せな結末」の物語を考え続けていた。創作の参考に、幽閉中のグラネウスを訪れるが、そこにはライセン家の「家族の肖像」が!最愛の人の姿に涙を流すアリシア。しかし、突然その絵にゼオルディスがペンキをぶちまけた!!ころころと変わる彼の態度。アリシアの中に、おかしな違和感が広がっていき…?真実の「幸福」を告げる第14弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
20
ゼオのための1冊という内容ですが、ようやく終わりが見えてきたような・・・アリシアのよみに驚きました。反乱軍も間近になったけど、真打ちはこれから。ここまで引っ張ったからにはカーシュとの再会シーンには凄く期待するものがあります!(笑)2012/06/29
U
11
リュクの脳内彼女wwwww 尊すぎるwww そろそろアリシアの首が引きちぎれそうで青くなりました……王宮の怪物王子の破滅思考っぷりぱねえです。ラストのミューゼの話は、ああ、やっぱり、と思いつつ胸にきた。アリシアがかっこいい。安易に小説を書き終えないところがいい。ジス様の乙女に傾いていってる感じに笑いつつ、当の女王様はやっぱり素敵。ルアークも恰好良かった! ティルたちが呑みを始めるシーンがなんか好きです。真打ちの怪物王子の方は相変わらずというか磨きがかかっているようで次巻がたいへん楽しみです!2012/06/17
はなりん
8
ゼオ一色。事態はやや動いたかな・・・。遂に、ゼオの周りはアリシア以外誰もいなくなってしまった。次巻でゼオ編は一応決着するようですので、アリシアとレネの王子様達がどのような登場&再会になるのか楽しみです!ゼオはどのように決着するのかも気になるしね・・・。ちょっと、やりすぎだけど、かわいそうな部分もあるので。リュクの書いた家族の肖像のカーシュのやさしい笑顔には、アリシアだけじゃなく、やられました^^。2012/08/11
ふぉんだんしょこら
5
アリシアとレネが想像する王子様のお迎え登場シーンの妄想に笑ったww ジスはここにきてちょっと格好良く見えてきた!矜持のためなら命すら惜しまないその貴族精神はさすが。戦場を前にしての初夜の説明には爆笑しかなかったw ある意味強いな、ノーラww セイグラムの旦那様・奥様発言には驚愕したけど嬉しかった!やっと認めてくれたんだねぇ…。カーシュの夫馬鹿には毎回驚かされるけど、今回もヒドイww なにあれ、合言葉みたいになってるし…ww そしてゼオ。残虐で赦されない人ではあるけど、救いの手はあってほしいと思う。2014/04/22
ゆず湯
5
うーん…ゼオの生い立ちはわかりましたが、だからといって…同情するにはあまりに多くの人を傷つけすぎたと思います。アリシアはそうではないようですが。ティルとノーラには和みました。ルアークはやっぱり大人ですね。ジスがようやくエルティーナの気持ちに気づかされて、これで少しはエルにも春がきてくれたらなぁ。次巻ようやく完結とのことで、カシュヴァーンがどれだけステキにアリシアを助け出してくれるのか楽しみです。2014/01/20