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内容説明
『国防教育法』により国家防衛の人材とすべく少年少女が育成される時代。二〇四五年夏、東都防衛学院の中等部三年に在籍する久坂レイジは、夏休みを控えた一学期最終日に、同級生の桐島チヒロ、御門ミヤコ、そして高城クマグスの四名で学院長室に呼び出しを受ける。突然の呼び出しに訝しがる彼らに、八神トワという少女を沖縄まで迎えに行って欲しいと国家公務員の巽と名乗る男は告げるのだが…。南の島を舞台に贈る戦場のボーイ・ミーツ・ガール。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
8
きっと間もなく戦後が終わる、不安定な時代の中で、と。あぁ、たった一人だけ、ぬるい日本人のままで巻き込まれた彼女の涙が、なんだか一番この子達に必要なものだったような気がして。きっと酷く長くつらい時代の始まりに、輝く夏の一日のお話でした。2012/03/26
ツバサ
6
少年、少女が戦場に立ち、それぞれが違う覚悟を持ちながら、チームとして動いていくのは見事でした。ところどころに名台詞があり、面白かったです。2019/08/16
KUWAGATA
5
設定ほどには内容そのものは過激ではなかった。バトルシーンもあるけれど、主点はむしろレイジを始めとした中学生達の内面世界になったと思う。世界観の描写がやや薄くて情景が想像しにくいのと、主人公たち四人組が命をかけてそこまですることの動機付けがやや弱い気がしたけれど、全体によくできた作品だと思う。キャラはやはりチヒロでしょう。絵も良かった。古い作品だけど、なかなかの掘り出し物だった。2015/11/07
ドル箱
5
岡本タクヤというより、「武装中学生」コミカライズの小説版として購入読みました。さて近未来のお話でライトノベル枠といった内容ですが、起承転結はラノべ(御都合)だなぁ・・・戦術論は合ってますが、主人公の心理論学は甘っちょろいかな、でもそこまでやると今度は「ライトノベル」を越えてしまうので致し方ないか。オチもあれが動いた時予測通りでした。ただ、配役の位置は良かったと思われます(キチンとキャラが立っていた)次回作があるならまた手に取りたいと思います。追記、漫画版も有る様ですが作家は天王寺キツネなら購入だった。2012/04/02
DarumaO
5
購入。登場人物が演説(一人語り?)してる内容は読みやすかった。教訓のような感じだろうか。ストーリーはそこそこ。絵の人は武器うまいなあ。2012/03/12