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内容説明
どうも、イソノカツオです。高校入学早々、この名前のせいで、変な女に目をつけられました。「おれっちは世界一の寿司職人、すなわち世界一の江戸っ子になる女でぃ!」生粋の静岡生まれのくせにそう名のる江戸前素子。おかげで『江戸前寿司部』なんて部に入るはめになった。寿司作りとかはどうでもいい。俺は美しき越戸紫先輩とお近づきになりたいんだ。だから先輩、素子じゃなくて俺を見て!第13回えんため大賞特別賞。
著者等紹介
西野吾郎[セイノゴロウ]
『SUSHI‐BU!』で、第13回えんため大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
14
おすしくわせろ。昔のようなすくない工程でハーレムキャラを置くスタイルだけど、そのせいか寿司部分あんまいらなくねと思うし、それだったらもっと寿司ネタを前面に出す造りならよかったか。そして、結局あの眼鏡っ娘はなんのためだったんだろうか。個人的には伊倉が好み2019/04/08
524
11
☆6 「イソノカツオ」という名前からいじられ続けてきた主人公が江戸前寿司部に入部する部活モノのコメディ。方言、男の娘、ボーイッシュ百合、地雷と見事に自分のストライクゾーンから外れたキャラが揃っていた。しかしキャラ自体に魅力がないわけではなく、新人らしい勢いを感じさせる出来だった。名前ネタの出落ち作品かと思っていたが名前ネタの使い方が案外上手でびっくり。最近増えてきたキワモノ部活系の中では割と光るモノを感じさせた。【お気に入りキャラ:江戸前素子】2012/05/28
シュエパイ
10
名前、出落ちが多いなぁ(笑) 寿司部なのに、意図せず必殺技・心寿司が生まれたし(苦笑) まぁ、何て言うか最後の結論は至極まっとうだよね!伏線っていうか、屋台の時にいってたじゃん!みたいな。先生、グッジョブだよ!(笑) 二貫目でやるべきは、冷蔵庫のゲットだろーかな?2012/02/20
姫川 涼@パセリの子
9
カラーページにどっかで見たような奴らがいたとか、そんなことはもうどうでもいいのだ。これが銀賞でいいんじゃないかっていうくらい面白かったです。ファミ通文庫の特別賞は侮れません。バカテスの影響を受けたんだろうなぁな一人称で進む物語は、終始ハイテンションで進むので、あっという間に読み終わりました。そのせいか、物足りなさもちょっとだけ。願わくは、本山さんの恋路に幸あれ。2012/03/01
カインズ
8
【寿司、それは最強の兵器である】独特の名前のせいで「江戸前寿司部」なる部に入部させられた主人公がドタバタに巻き込まれていくお話。子どもに珍妙な名前を付ける親への警句の意味もあるのかもしれないし、無いのかもしれない。主人公とメインヒロインが愛すべきバカであり、終始ハイテンションでストーリーが進んでいく。寿司についての豆知識も所々に現れていて興味深い。しかし、寿司関係で一番記憶に残るのは、あのシーンで間違いないだろう。登場キャラは、ややテンプレ的ではあるが、魅力があると思う。葵が色々と不憫だなぁ。2012/02/03