ファミ通文庫<br> 明智少年のこじつけ〈1〉

電子版価格
¥638
  • 電書あり

ファミ通文庫
明智少年のこじつけ〈1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047277878
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

幼なじみの明智京太郎は、今日もお決まりの台詞をつきつける―「小林くん。キミがこの事件の犯人だ!」ってオレを犯人扱いすんのはもうやめろ!おまけに文美は「すごいわ、名推理!」なんて合いの手打つし二重ちゃんに至っては「兄さんをイジめないで」と叫んでドロップキックを繰りだす始末。なぜだ、被害者はオレなのに…。とにかく京太郎、お前はまず証拠をもってこい!第13回えんため大賞優秀賞。

著者等紹介

道端さっと[ミチバタサット]
『明智少年のこじつけ』で、第13回えんため大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュエパイ

10
アンチミステリ・残念探偵系、っと。学園に起こる小さな事件を、中二病も真っ青なムチャクチャ論理で大事件に仕立て上げる少年探偵と、犯人扱いされる少年と(笑)あぁ、色々ツッコミどころのためだけに書かれたような物語だけど、"燃える焼却炉"は流石にそのまんまじゃないかー(笑)妹さんの未来日記から暴かれる疑惑が一番笑えましたがw後、何気に疑惑が疑惑じゃない気がするよ、やっぱり! あぁ、ここから何をどうこじつけてひろげていくんだろうなぁ。2012/02/03

カインズ

10
【迷推理(こじつけ)の果てに】推理ではなく捏造とご都合主義にまみれたこじつけで事件が起こる度に幼馴染みの明智に犯人扱いされる主人公の物語。明智の推理が「そんなこといったら誰でも犯人になるじゃないか」とツッコミたくなる酷すぎるもので、登場人物の行動原理も意味不明だったために失敗したかなと思いつつ読んでいたのだが、最後で雰囲気が一変して疑問が氷解、それなりに読ませるものになっていた。ただ、最後のシーンまで少々こじつけめいて感じられたため、伏線は、もう少し丁寧にして欲しかった。2012/01/29

ころん

8
中村先生が事件を持ち込み、明智少年がシュウを犯人だと決めつけ、こじつけだらけの酷い推理をドヤ顔で披露する、それだけの話。それなのに、パターンにはまるとすごく面白く感じる。このパターンを守りつつも、どれだけ話にバリエーションを出していけるのか期待。とにかく明智少年をよいしょしまくる文美や、シュウに対しておかしな行動をくりかえす明知少年の妹・二重も面白いキャラ。あらゆる推理作品へのオマージュがありつつも、テンポ良く進む学園コメディ。最後にはあっと思わせる展開もあって、個人的にはとても楽しめた1冊でした。2012/02/13

ギンレイ

7
【迷惑少年の事件簿】 幼馴染の明智少年は何か事件が起こると全て「犯人はキミだ!」と言ってくるが―― コメディがちょっと一本調子だったりキャラもドタバタのサイクルを回すためだけの設定という感じだったのが残念。 中盤まではそれなりに笑えましたー    評価は ★★★★★★★☆☆☆ 7個星です!!2014/03/02

瀧ながれ

7
既存の小説やらなにやらをネタにしたギャグ連発。わたしはこういうの大好きですが、デビュー作(新人賞応募作)からこんな楽を覚えていいものか…?章表紙のイラストも込みでとてもおもしろく読みました。あとは、オチがもうちょっとこう……。2013/06/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4563592
  • ご注意事項