内容説明
見事叛乱軍に勝利した“勇者”アルドと“魔王”カマル。絆を強めた2人は、決着をつけるべく、最後の戦へと向かう。だが、待ち受けていたのは卑劣な裏切りだった…!!傷ついたカマルは、バルガンに襲われ絶体絶命のピンチに!さらに、アルドの前にロンが立ち塞がる―「お前は偽勇者だ!」「偽物とか本物とか、どうだっていい!」ロンを振り切り、助けに走るアルドだったが、ついにカマルが地に倒れ伏してしまい!?勇者と魔王、まさかの敗北!?世界を救う(かもしれない)召喚友情ストーリー、第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
木冬
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魔王と勇者が手を取り戦う二作目。確かに勇者として理不尽なほど力を得てはいるだろうけれど、それと心はまた別問題だよなと考えせられた今回。特別であることに対して嫉妬することは仕方ないとして、だからといって自分も力を得たからと言って高飛車になるのは違うよなぁと。しかし人の心情としてロンは別におかしくないので(むしろおかしいのは勇者)最後にはそんな相手も救えることが勇者の条件なのだろうと。勇者と魔王は相変わらずの盲目病なので、いいぞもっとやれ、としか。無条件で、盲目的で、それが呪いだとしても特別がいるって良い。2015/06/14
ユイ
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ロンと共に人間界に戻って終了かと思いきや、続くとは。最終巻ではロンに救いがあるといいな。2012/08/09
ツキ
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異常に展開が早いあたりBL風味なんだけど、友情なんだよねほのぼのした感じでストレス無く読める詳しく書いてるところと飛ばしてるところと、作者は普段からこんなムラのある書き方をするのかな??2012/06/09
儚
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前回の続きで戦争終結。とはいえ、次回への道はまだ続いていて3巻で完結。前回裏切ったロンが今回も最初から最後まで裏切りとおしていて、ちょっとばかり戦争・戦闘描写があったりしたけれどもやっぱり軽い感じがするかな。ラノベよりももっと年齢層の低いところ向けの内容かなあ、と思うけれどそれにしたら今回も少し淡泊な勇者が受け入れ難いかも?勇者の感情がほぼ揺らぎないせいか、心理描写とかほとんどないのもちょっと気になる。男同士の固い友情物語の枠を超えないので腐女子層もかなりの妄想で補うしか・・・ってそんなことはいいかwww2012/04/11