内容説明
当代教皇の父のもと、栄華を極めるボルジア家のチェーザレとルクレツィア。その、誰もがうらやむ美貌の兄妹は、互いを深く信じ、密かに愛しあっていた。しかし、ルクレツィアが年頃になると、政略結婚の話が舞い込むように!様々な陰謀が取り巻く中、いつしか逃れられない闇に翻弄されていく二人。その陰には、ボルジア家に伝わる毒薬“カンタレラ”の存在が…?禁断の愛の果てに、彼らを待ち受ける未来とは―!?話題のニコニコミュージカルを、オリジナルエンディングでノベライズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
12
ボカロ曲とは大いに異なり、ミクやカイトは一切出ず、オリジナルキャラクターで物語が繰り広げられている。 ミュージカルになっていたこともあり、小説というより、台本のような感じ。 文章の拙さや、絵のクオリティも所々惜しさがあったため、個人的には残念。 兄妹の禁断の愛とされているが、禁断の愛の描写が一つもなく、キャラクターの個性や台詞も大げさな感じで、疲れる。 説明不足で、進んでしまっているところがあるからかも。 期待しないで、サラっと読んだ方がいい。2023/06/30
桜📕のベルズ
8
ヨーロッパが舞台となっており、時代の雰囲気が楽しめます。その一方で、人間同士のドロドロとした黒い場面も多く、なかなか読み応えがあります。カンタレラという劇薬が人間を狂わせてしまう、切ないお話です。原曲のカンタレラもとても良い曲です。2019/06/10
∂∇∂){ヤイニ
3
★1 原曲が好きなのですがレビューが酷いのと金欠なので古本購入。今までの人生で読んだ中で、一番酷い…かもしれない(ほぼ断定)。私も結構活字中毒だと思っていたけど、読むのが苦痛で投げ出した本は生まれて初めて!驚きでした。2013/07/17
NeiGe
3
ミュージカルともまた違った結末のもう一つのカンタレラ。ミュージカルも観ましたがこちらの方が結末は好みでした。表紙でも分かる通り本編にもボカロは全く関係なく、唯一一枚カラーで挿絵絵師の斑目さんの書いたKAITOが載っているのみ。本編は台本を読んでいる様でノベルとしては表現や表記に多々違和感があった。ミュージカルの台本を元にしてもいいがどうせノベルとして出すならもう少し表現方法に気を使って欲しかったかも。2011/10/25
エリー
3
たった今読了。決して嫌いな作品ではないのだが、なんだろう…胸の中がもやもや。説明出来ない。ニコ動ミュージカルを見ていたら、また違う感想になっていたのかなぁ。また時間を置いて読み直します!2011/10/01