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内容説明
“青春”の数だけ“出会い”がある―。“3分間”をキーワードに独自の世界観で描かれる珠玉のボーイ・ミーツ・ガール。人気作家・井上堅二の贈る、幼馴染みとの窓越しの恋模様『三分間のボーイ・ミーツ・ガール』、野村美月が描く、猫嫌いの女の子への一目惚れの顛末『こっちにおいで、子猫ちゃん。』、新鋭・庵田定夏の紡ぐ『ガチで人生が決まる面接に行ってくる』など、書き下ろし8篇を含めた全19篇。切なく甘くほろ苦いショートストーリー集。
著者等紹介
井上堅二[イノウエケンジ]
『バカとテストと召喚獣』が大ヒットの人気作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
23
【★★★★☆】三分間という題材でラブコメにミステリにファンタジーにSFと、思い思いの短編が楽しめるファミ通文庫ファン必見の一冊。個人的に印象深いのは甘酸っぱさマックスの田口仙年堂先生、青春してるなー庵田定夏先生、ブラックミステリな“らしさ”あふれる綾里けいし先生、そしてやっぱり別格だった野村美月先生。
王蠱
23
短いような長いような3分間、そのなかで繰り広げられる青春満載の(でも時々ちょっとダークな)短編集。例外もあるが総じてボーイ・ミーツ・ガールというテーマそのまま「ここから」始まっていく物語をしっかり感じさせてくれる良作揃い。読んだことのない作家さんも多かったがこういう作風なら読んでみたいかもと思える話が幾つもあって本当に買ってよかった2012/11/02
まるぼろ
21
19人の執筆陣による、3分間を題材にしたショートストーリー集です。3分間の縛りがあるせいか、三題噺を読んでる様な気分にもなれました…w また同じ3分と言う設定でも作家さんの解釈が色々違っていて、読んでいて中々飽きない出来になっていたと思います。個人的に一番好きだったのは前書き先生の「先輩にリモコンを向けてみた」、それと野村美月先生の「こっちにおいで、子猫ちゃん」や竹岡葉月先生の「ロイヤルコーポあさひの真実」等がお気に入りの作品でした。ファミ通文庫のアンソロ集は好きな部類なのでこれからも出しで欲しい所です。2014/09/30
ハルクイン
14
『三分間』をテーマにしたアンソロジー。個人的に作家陣が好きな方が多数いて、より楽しんだ。どの『三分間』もほのぼのしたり、ぞくぞくしたりと楽しかった。お気に入りは野村さんの「こっちにおいで、子猫ちゃん。」かな。2012/06/26
雪守
14
ラノベ作家19人による「三分間のボーイ・ミーツ・ガール」を共通の題材にしたアンソロジー。純粋に三分間の物語を扱った作品が少ないのは少し残念だけど、それなりに楽しめました。マイベストは竹岡葉月さん「ロイヤルコーポあさひの真実」、コメディのノリが楽しく改めて読むと伏線の張り方が上手いです。次点は櫂間高彰さん「お湯を注いで」、カップラーメンの精霊が可愛らしかったです。井上堅二さんの作品は面白かったけどベースが恋愛じゃない(笑)。他、庵田定夏さん、野村美月さんのシリーズ物以外の作品に触れられたのも嬉しかったです。2011/08/20