内容説明
“文学少女”の世界を描き出す、待望のファンブック第2弾。「挿話集」「見習い」「半熟作家」計8冊の美麗文庫イラストを完全収録。描き下ろしイラスト、書き下ろし短編小説や、メディアミックス関連イラスト、未公開ラフなど充実の内容。
目次
“文学少女”の追想画廊
“文学少女”のスケッチブック
“文学少女”ラフ画集
“文学少女”挿画集
“文学少女”特別ショートストーリー 甘い余談~これからも、ずっと
“文学少女”シリーズ完結に寄せて
天野遠子が語る文学の味わい―井上心葉の“おやつ”ノート
“文学少女”見習いが語る文学の味わい―菜乃の三題噺
“文学少女”の主な出来事
“文学少女”シリーズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
65
1を読んだので一緒に2も読みたくなってまとめて再読です。大人になった心葉くんと遠子『先輩』ではない遠子さんの唯一の物語。心葉くんはすっかり大人の男のつもりだけれど、まだまだ遠子さんにかかると手のかかる泣き虫で落ち込みやすい後輩男子ですね。と言いつつ遠子さんもお茶目で少女の様で、ああやっぱり彼女は『文学少女』なんだな、と思いました。やわらかくてあったかい視線が端々に感じられて、幸せな気持ちになります。ところで二人の子供は何を主食にして生きていくのでしょう~?いつか、彼または彼女の物語にも、出会ってみたいです2015/05/27
ひめありす@灯れ松明の火
34
買っちゃいました~♪綺麗なマスカット色。使いたくなるのも納得です。本編onlyの私はあまりお目にかかれなかったメディアミックス時のイラストや、描き下ろしが沢山あって、読みながらごろごろじたばたしてしまいました。やっぱり表紙の菜乃ちゃんと遠子先輩の絵が一番好きです。そして、描き下ろしの短編はまるでソフトクリームの上に菫の砂糖漬けを乗せて、キラキラひかる色とりどりのグラニュー糖を散らしたみたいに、甘くって、でもすうっと喉で溶けて、食べた後もずっと幸福な感じが体の中に残っているような、そんな素敵なお話しでした。2011/08/06
幸音
18
正確にはイラスト集ですが、小説が掲載されているのでこちらに。表紙や描き下ろしイラストを見られて良かったなぁ。キャラのデザインやラフなども収録されてて、ファンにはたまらない1冊。『“文学少女”Fantasy Art Book 』のカバーラフも素敵です!着物の遠子先輩もいいけど、淑女風のドレス姿も可愛い!眼福だな~と浸っていたら、甘いお話が来ました。心葉のやきもきっぷりや、心葉のストレートな言葉にあわあわする遠子先輩が…!!買って良かった、読むことができて良かった…。挿話集を再読したい気分。2011/09/13
ぷーちゃん
14
追想画廊同様に竹岡さんのイラストと書き下ろしの短編があります。この追走画廊2は「文学少女見習い」「恋する挿し話集」「半熟作家」のイラストをまとめたもの。絵とセリフの抜き出しがよくて物語を読んだ時の感動を再び味わえます。また書き下ろしの短編では、半熟作家の物語後の心葉と遠子先輩の物語。心葉が遠子先輩を「遠子さん」と呼び方を変えていることにビックリ!!ていっても高校卒業したんだから当たり前か!!(笑)また、最後の遠子さんのセリフにもすべての心葉への気持ちが詰まっている一言でした。2012/01/09
Forly Vermilion
14
文学少女シリーズ、本当に完結してしまったので、この画集を見ながらとても懐かしい気持になりました。菜乃の話、反町君の話、ななせの話、また読み返そうかな。そして恐らく読者の誰もが求めていた、結婚直前の心葉と遠子先輩の甘々ショートストーリー。もう凄い破壊力で読んでいるとニヤニヤが止らない。あまーいセリフのやりとりもそうですが、心葉がリードしているようでやっぱり「遠子先輩と心葉君」の関係性は、根っこの所では変わっていないんだなぁ、と思わせられるところがまたニヤニヤ(笑)ファンとしては満足度の非常に高い一冊でした!2011/06/01