内容説明
ボクの10歳の誕生日、4月から立て続けに起きたイヤな出来事のせいで、ママのイライラが大爆発!ボクんちは怪物が現れる迷宮になってしまった!台所に足がはえたケーキ、廊下にそうじ機ドラゴン、お風呂場はオッパイ地獄。部屋のあちこちで、怪物がボクに襲いかかる!怪物たちは怖いけど、大好きなママを助けられるのはボクしかいない!ゲームデザイナーが仕かけた楽しくて胸をうつ一夜の奇跡―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あああ
3
最後にうあー!ってなって最初から読み返したくなる2011/04/03
餅男
3
桝田作品だけどZ指定じゃないよ。想像するとちょっと『いー』ってなる描写がないわけではないが。 3LDKからほとんど出ないが某四畳半阿呆小説と違い、家族愛の話。最終ステージでぐっときます。2011/03/06
taxx
2
イラスト目当てで。内容は子供向けでありつつグロさもあるバランスが多少気持ち悪かったけど、最終的なオチ、仕掛けが見事で全て許せた。2011/03/16
Aratasky
2
ビーナやハルカとは違う、どちらかというと児童小説系。とても読みやすい文体とコミカルながらも想像を掻き立てる描写、ラノベ的だけどもう少し小さい子にも通用する感じ。以前から出ると言われていてタイトルから結構期待してました、そして暴れん坊プリンセスと同じく桜瀬さんがイラストです。いや気づきませんでしたわ。2011/03/10
mi-yan
1
不安定なお母さんは、子供にとっておぞましくて愛おしい怪物。他に逃げ場を持たない子供がそういうモノと共に家庭という箱に閉じ込められてしまうということは、出口の無い迷宮で肉体と魂の生存をかけて休みなく戦い続けるのに等しい。大人の女は色々大変だけど、子供だって大変だ。透明な猫、という味方を得たユウちゃんは幸運な子だな~と思いながら彼の冒険を見守っていたのですが……あらあら~? お話は意外な方向に転がって行って、最後はうっかり泣いちゃいました。2013/09/21