内容説明
“チグルの虐殺”から、一人生き残った少女・ビーナ。彼女が弓を引けば、無数の精霊がその矢をまっしぐらに追う。はたして彼らは敵なのか味方なのか?見習い兵ビーナとセクハラ上官が、たった二人で千の敵相手に籠城戦を挑む。
著者等紹介
桝田省治[マスダショウジ]
1960年兵庫県生まれ。ゲームデザイナーとして『天外魔境2 卍MARU』、『リンダキューブ』、『俺の屍を越えてゆけ』などを制作。近年は小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
9
ようやく年始の目標である始めての作家さんです。面白かった、是非とも更にひねった続編を読みたいです。しかしなぁ単行本高過ぎないですか。2011/02/12
Aratasky
4
最強の凶敵に見初められた少女ビーナ、傷だらけにされた彼女の生きる目的は「あいつをぶっ殺す」こと。たしかに女性に贈る物語だけど、相変わらずドSな展開ですね桝田さん。篭城戦は思ったよりもあっさりしていて、ラストの決着も意外とさっくり。しかし味方や脇役、敵役も魅力と個性に溢れた快作。自分の場合、ランバは脳内で千葉繁さんに変換して読みましたが、なんか喋るまで謎キャラだったのに、ラストの方でこんな変態になるとは(褒め言葉)。ビーナもいいけど、サコトもいい女ですね。次回作に期待大!2010/12/27
天笑院たか姫
3
ファンタジー物と期待していたのですが、ぎゃあぎゃあうるさい主人公のビーナに魅力を感じなかったし、軍の女上官エルの活躍も見たかったけど、最初と最後しか出てこなくてガックリでした。2015/07/21
めめたぁ
2
この黒さが桝田さんらしさだなー。王道寄りなのに、容赦のない展開。ビーナの真っ直ぐな感じ、他のキャラクター達もいきいきしててよかった。私が買ったのは初版でした。あとがきの文が追加されるのを期待しています…2011/03/19
じょりぃ
1
とても読みやすくて、展開も面白かった。風景描写が上手く、森や川の空気感を感じた。敵の目的や考えが最後までよく見えなかったので、ドラマ的な部分は薄め。それはそれで分かりやすくていい。ビーナがかわいい。2012/07/01
-
- 電子書籍
- ENA(CYBERJAPAN DANC…
-
- 和書
- 管理会計の理論と実務