内容説明
「トラロックのことが好きだろう?」―危篤から回復したルシオは、ケツァルコアトルの意識のまま、すっかり改心した様子。彼にトラロックへの恋心を指摘されたクレアは、ようやくその想いを自覚し始める。同じ頃トラロックは、神々を襲う謎の狂気に侵食されていた。血肉への激しい餓えと破壊欲…消滅していた太陽争いの記憶が甦ると同時、魔王は愛すべき少女を毒牙にかける―!太陽が眠り、神々が狂った世界を人を救えるか?そして“神”と“神殺し”と“姫騎士団長”、三角関係の恋の行方は!?―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
17
表紙を見てどっち?と思ってたら、弟ルートも来た!作者さんの折り返しのコメント「周囲に驚くほどトラロックを応援する人がいなくてヒヤヒヤです…(基本、アルベルトとセシルの二択)」と絵師さんの「セシルが勝ち組」が全て。最後のイラストのように、みんなで仲良く暮らすといいと思う。2017/05/13
ダージリン
10
皆様素晴らしい活躍で、割を食ったのはトラロック(笑)。こういうエンディングも好きです!セシルがとても満足そうで・・・(笑)。2014/01/31
U
6
面白かったです〜!今回は前と違って何やら乙女思考が強かったような。でもトラロックと対峙したときのクレアは格好よくてぐっときました!そして最後迄セシルが変わらず好きだった(笑) 最後のトラロック捕物帳らへんがすごく面白かった!これぞ夕鷺さん、みたいな。アルベルトの青少年っぷりが本当好きだったなぁ。なんかあんまり嫌いなひとが居なくて、濃くて深くてでも優しい話だったように思う。綺麗な終り方でしたが、とても好きなお話だったので、もう続きがないというのがほんのり寂しいです。素敵な物語、有り難うございました!2010/11/24
ASKA
6
限りなく魔王ENDに近い大団円。一番愛されててかつおいしい想いをしてるのがセシルという意見には賛成。副長はなんかふっきれたのかいろいろやってくれたけれど、当人幸せそうだからいいか。。。2010/11/13
水無月@更新停滞気味
5
シリアス展開。色々どうにもならなそうな雰囲気だったけど、なんとかなってよかった。まさかのケツァルコアトル再登場。誰このイイ人。なんか最終巻だけにそれぞれのキャラとフラグがきっちり立ってて良かった。深刻な事態は割と早く収束して、後は如何にくっつくか…って、ええぇー!?結局誰ともくっついてない!?いや、トラロック寄りであることは確かだけども!大衆的にはアルベルト…か?そして一番いいポジションかっさらっていったのはセシル。一番クレアとベタベタしてるよね。まぁ最後はいつものようなコメディですごい笑えたし、満足。2010/11/19