内容説明
王族グラッドストン家の長女・マダリーンは、ガートランド王国の女王となることが定められた身。そんな彼女が、厩舎で働くユーリアンと出会い、決して叶うことのない恋心を抱いてしまった!必死に諦めようとするものの、彼への想いは募っていく一方。そしてユーリアンもまた、屈託のないマダリーンに惹かれていく…。けれども、彼の出生には重大な秘密が―!?両想いなのにすれ違う二人の恋は、やがてとんでもない大騒動を引き起こす―!倉本由布が贈る、珠玉のラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しき
3
もうなんというか、設定とかヒーロ、ヒロインの立場とか、戦略とか、政情とかいろいろ「甘すぎる!」話だった。そのわりには、感じのLOVEのほうは甘くなくて薄っぺらいというか……。次期女王の割にはヒロインが幼すぎだわ、国内がまだ平定されてないのに、皆いい人すぎだわ、読んでてがっくしきた。これならまだ昔のコバルトの鎌倉ものとか、戦国もののほうが面白かったのに……。あの大姫や、鞠子の凜とした強さ、秘めた想いはドコ行ったんですか!!倉本さんは現代ものか、和物ののほうが絶対良いと思った。2011/04/13
しゃちおおかみ
3
うーん、攫われたマディの扱いがまったく納得できない。皆がみなウェルカムでいいの?、ユーリ、四面楚歌でなくとも意見は二分くらいならないの・・・。キャラも展開も、いろいろ納得感のないまま、ラブも自分内では盛り上がらず残念。2011/03/08
こうじゅ
2
考え無しの子供二人が、周りの状況に流されたりフォローされたり騙されたりしながら、何とか結婚の許可まで取り付けた、というお話。心理描写と情景描写と視点が入り交じってしまっているせいか、全部がダダモレで胸が高鳴る展開もなく、話に入り込めずに終わってしまいました。良い人同士ででコンラッドとローズマリーがくっついたら良いなぁ。2011/02/28
なりた
2
うーん、なんだろうこのがっかり感は。あらすじを読んだときと読後の印象が……。一番微妙かもと思ったのは「プリンセス」という呼称? 弟のことは「プリンス」だし。ナサニエルもよくわからない人だった。最後はてっきりユーリの父を陥れたのは別人で現王はいい人でした、二人は結ばれめでたしめでたしだと思ったのだけれど……。あ、最後父親に結婚を申し込みに行くあたりはよかったかも。1冊完結のせいか展開が速くてもったいなかったかも。★★★☆☆2010/11/21
こんこん
1
箱庭めいた世界で、お膳立てされた筋立て通りに。それが良いか悪いかはまた別の問題として。2010/12/13