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内容説明
忘れ去られて消えゆく神を、故郷へ送るお届け巫女―“神無妻”の七芽。彼女が辿り着いたのは、時が停まった楽園に、子どもだけが暮らす百地島。そこで時を動かし大人になろうとする“反逆児”に出会い、七芽は助っ人の神を呼ぶ。「力になるよ。願い事があるんだろ?」―だが顕れたのは、神か鬼か、秩序を壊す暴れ者。次々と巻き起こる騒動の中、楽園の秘密が暴かれてゆく。甦る悪夢、不吉な隠喩、その果てにあるものは―。お伽話から今、神話が生まれる。
著者等紹介
木村航[キムラコウ]
新城カズマ物語教室聴講生。日本YA作家クラブ会員。茗荷屋甚六の筆名でゲームのテキストも書く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロコロコ
1
(☆☆☆☆)確かにどことなくforestっぽいなぁと。(まぁ同著者の一人なのだが)独特のリズムというか、読後感も似てた。ネタが明かされる様子はなかなか読んでて爽快だった。どことなくシニカルながらも希望を確かにみつめる在り方は、確かに俗物っぽいのかもしれないけど、否定はできないのかなぁ、なんて2011/02/05
miruna
1
"楽園の完全さを守るため、傷ついた魂を満ち足りた魂たちの中から取り除いて隔離する必要があったんだ"痛烈すぎる。2010/07/25
吉兆
1
奔放でドライブの効いた語り口で生み出される日本昔話。もちろん終わりはめでたしめでたしさ!2010/07/05
kinaba
0
☆ 良作。物語のために徹底して切り取られて固定された世界。長い時間をかけて余計な色がそぎ落とされ切ったもの、がお伽噺なのだと思うけれど、それを一代で狙ったような、抽象化されたお話はどこかとても懐かしい。続刊読みたい。2011/03/01
こうま
0
★☆☆☆☆2010/07/16
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