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内容説明
騎士・ダミュロンは、“人魔戦争”によって大切な人と生きる目的、そして命そのものを失う。しかし、騎士団長アレクセイが心臓魔導器を移植したことにより、ダミュロンは“人魔戦争”から戻った数少ない騎士のひとり“英雄シュヴァーン”として生きることになるのだが…。飄々としたキャラクターで人気のレイヴンの、ゲームでは触れられなかった過去を描く外伝、下巻。オリジナルスタッフが贈る知られざるレイヴンの物語が、ここに完結。
著者等紹介
奥田孝明[オクダタカアキ]
株式会社バンダイナムコゲームス
岩本稔[イワモトミノル]
株式会社バンダイナムコゲームス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノイス
8
ちょっと上巻に比べて淡々としすぎていたり流しすぎていたりするのが気になった。対してドンとの関わりや、アレクセイの豹変部分はとても丁寧に描かれていてよかった。特にアレクセイの変遷は、悲しすぎる。2013/08/18
うるみ
5
上巻がダミュロンの話とすれば、こちらはシュヴァーンとレイブンになる話というところ。 ゲームだとアレクセイは最初からああいった人間だと思っていたのですがこの小説を読んで、最初は違っったんだ、環境や経験があって変わるものなんだ、最初から悪人はいないのだと思いました。そして、ドンの器の大きさはすごいなと再確認しました。最後の方のキャナリのことを思い出すシーンは、切なさや嬉しさで泣いてしまいました。ゲームでは特にレイブンのことは好きでも嫌いでもなくって感じだったのですが、この上下巻を読んでとても好きになりました。2013/07/14
みちざね
3
ゲームでは描かれていなかった部分が気になって仕方なかったので、気になっていた部分が全て書かれていてうれしかったです。この話はシュヴァーン、レイブンの物語ですがアレクセイの物語でもあったような気もします。ドンの最後やエステルへの謝罪のシーンももちろんよかったですが、キャナリとフレンを重ねたシーンもまた…。2016/01/13
シアン
3
レイヴンについて深く知ることができてすごく良かった。飄々としたレイヴンがあんな想いを抱えながら過ごしてたんだなって考えたらこみ上げるものがあった。自分を大事にしてくれる仲間ができて良かったね。2013/02/12
シゲル
3
上巻を読んだあと即買ってきて読了。シュヴァーンとレイヴンを使い分けて生きるおっさん。ドンの死後の彼の悲鳴のような笑いにはほんとに胸が痛む。そして本編中レイヴンが登場しないところで何をしていたのかが分かってよかった。エステルに謝罪しに行って過去の話をし胸に抱かれるシーンは涙腺がやばかった、エステルマジお母さん。「じいさん、あったよ」には泣いた。こちらも上巻と合わせヴェスペリア、レイヴン好きにはぜひおすすめ!2012/09/11