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内容説明
理系学園都市、鳴間洲市の高校に入学した俺は高校デビューを目論んでいた。ロボット競技「サイドキック」に挫折して自棄になっていたんだ。そんな時、ひょんなことから変わり者の美少女、静華と勝負することに。「勝てばチームメイトに。負ければ童貞を奪われる」って、どんだけ俺得!?しかしこの対戦を機に俺は情熱を取り戻し、何とか集めた性格も専攻も不整合な4人チームでNo.1を目指す日々が始まった!ピュアでディープな青春理系ノベル、起動。
著者等紹介
木本雅彦[キモトマサヒコ]
1972年静岡県生まれ。2006年『声で魅せてよベイビー』で第8回エンターブレインえんため大賞佳作を受賞し、翌年同作でデビュー。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
5
キャラを楽しむにはロボが邪魔。ロボを楽しむにはキャラが邪魔。悲しいくらいに足を引っ張り合っている。片方に興味が出てきた頃にもう片方の要素が出しゃばってくる感じ。そして当初の興味が失せて新たな興味が湧いた時、その興味を打ち消すかのように元の要素がーーと、それの繰り返しだった気がする。2019/02/13
Tim
2
ロボコン青春もの。序盤の掛け合いやゲームシステムの紹介な感じと後半の青春ものっぽい感じと大分印象が違う作品。序盤の色物ばかりのキャラでおぉっとなったけど掘り下げがイマイチだったのが残念。素材はいいのに活かしきれてなく、あと一歩が欲しい。2011/06/18
あぽかる
2
物語の本筋はまぁ良かったと思うんだけど、取ってつけたような展開が多い気がした。ラストもちょっと微妙かなぁ。まぁキャラの掛け合いは楽しかったし、ロボコンのバトルもなかなか良かった。続編があるなら読みたいとは思う2010/08/20
タカユキ
2
良いねぇ技術系スポ根。初期のウジウジしている主人公はイラついたけど、終盤で自分ができること・やりたいことに気付いてからは燃える。2010/05/30
mugihito
1
基本的に「無いもの」を描写するには文字数が必要になる。下半分がスッカスカでも小説として成立できるのは、それが既に「あるもの」を前提にしている部分が多いからで、書こうとしているものが現実と離れている程難しくなり、描写力が必要になってくる。そういう意味では「無いもの」を書こうとした意欲的な小説だったと思うけど、作品を成立させるために費やした文字数のおかげで読むのが大変だった。やはり覚えることが多い小説は苦手だ。あくまで個人的な理由で。2013/03/17