内容説明
“夜”が深くなる、冬を迎えたグメーラ。パラデール教の司祭・ミーナは、昼と夜とで入れ替わる伯爵兄弟にも慣れ、平和に暮らしていた。ある日、再発したレイヴェンの“悪癖”をナリスフレイが彼女にぼやいていると、すらりとした旅姿の聖職者が司祭館を訪れる。それは、ミーナの先輩であるフィーンだった!グメーラの司教に任じられたとミーナを抱きすくめるフィーンに、ナリスフレイとレイヴェンは不愉快さを隠せずにいて―!?闇が光を超えるとき、乙女の祈りの歌が選び取るものとは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
6
女神の神話が現実世界に重なってゆく影のあるファンタジー世界が読んでいて楽しい。フィーンに最初私も騙されてました。ミーナとフィーンの関係はなんかいいな。ミーナの重い宿命とレイヴェンの思惑が引き起こしだ事態にはらはらしつつ読みました。ナリスフレイがとても格好良く一生このままの関係でいいからというストイックな姿勢が泣ける……。でもレイヴェンをやはり嫌いにはなりきれない。ファランドさんも相変わらずいい性格してるようで。2015/10/23
punto
4
図書館にこの巻しかなかったので、一巻だと思って借りてしまいましたが、2巻目でした。ちんぷんかんぷんとまでは言わないけれど、やはり難しかったです。幼馴染みの性別は途中まで分からなかったです。前の巻に載っていたのかと思いきや、そうでもなかったようで。続きを読むには面倒な手続きがいるので、多分読めないな。2016/11/25
ちるる
2
新キャラ投入でヒロインの秘密が明らかに。展開早い!?けど焦らされないのはありがたい。フィーンには私も騙されました。弟暴走で闇が濃くなりましたが一転、兄の力の見せ所きたww聖女がナリスフレイに反応したのがドキドキした。兄かな、やっぱりww2011/08/28
七奈
2
展開が早くてびっくりした。サクサク進みそうだなー。中盤はミーナに同情しすぎて、本気でレイヴェンが敵キャラにしか見えなくて困りました。ミーナはナリスフレイに傾いてるようだけどどうなるかな。2010/05/07
翠葉
1
フィーンには、うっかり騙された(笑)同じく騙されたレイヴェンに対して、心の中でニヤニヤした。ざまあみろ。ナリスフレイさま、カッコ良かった。2012/01/12
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- 和書
- 天台座主記 (校訂増補)