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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
25
和泉とささらとも、これでお別れ最終巻。花見に行った先で心中しようとした2人連れを見つけたり、団水を巡ってもう一人の和泉と勝負をしたり、あの人の幽霊が現れたり?結局、和泉とささらがその後どうなったのか、和泉の過去(やたら腕っぷしが強い。武道の心得有)も知らされず仕舞い。やり手さんの過去は語られるのに……。置いてきぼりにされたような宙ぶらりんの心持ちのまま、和泉とささら仲良く夜空を見上げるラスト2ショット。2015/12/20
ぶんぶん
14
野獣のような美女、和泉の高らかな笑い声が、郭中に響き渡る。こんな女のどこが良いのか、大阪遊女の手練手管が炸裂する。多くの読者が待ち焦がれた掲載誌の休刊による未完の原稿が遂に最終回。描き下ろしのエピソードを加え下巻全てが初単行本化。これにて一巻の終了、しかし、痛快難波遊女譚、面白かったです。2014/04/12
akihiko810/アカウント移行中
7
3/3巻再読。大坂難波の廓を舞台に描かれる、したたかな女郎・和泉の愉しき日々。江戸時代の空気と情緒を生き生きと伝える遊郭漫画の大傑作。8/10点 難波の遊郭を、当時の資料を基に描かれていてかなり面白い。作者の「江戸好き愛」がまるっと出ている。 漫画家・もりもと崇は近年沈黙してるようだけど、早く復活してほしい!2020/09/25
紅独歩
4
まさか版元を変えて完結編が刊行されていたとは。独特のちょっと過ぎたデフォルメと意外にナマナマシイ床描写に馴染んでしまえば、実に面白く読める。しっかり資料を読み込んで作ってあるのが良い。特に「くるわ」になっていない新町の考証が、地味ながら活きている。2011/02/21
らむま屋
3
いやあ、上中下と3冊堪能した! たくさんの魅力的な人物によって描かれてきた大阪遊郭もこの巻で最後と思うと寂しいかぎり。思いっきりアクションしてたりギャグになったり切なくなったり、勿論しっぽりとエロくなったり、さまざまな表情を持った作品だった。満足。2010/03/31