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内容説明
岩手県・天台寺の名誉住職である作家・瀬戸内寂聴と宮城県出身で日本を代表する哲学者・梅原猛が緊急対談。東日本大震災後、われわれ日本人は今、何をしなければならないのか。東北に縁があり、仏教、哲学、文学を通じて日本人の生き方を説いてきた二人が、この難局を乗り越え、希望を見出すために語り合う。
目次
第1章 東北から未来を学ぶ(一世一代の対談―翁と嫗の語り;もうひとつの故郷「東北」―忍耐の国 ほか)
第2章 仏教に今、何ができるのか、心を癒すということ(仏教の力―地涌の菩薩となる;行基、空也、一遍―遊行聖たちの救済事業 ほか)
第3章 「日本人」のアイデンティティとは何か(日本の文学、文化―日本の文明を考える;天皇制・象徴天皇―道徳的シンボルとしての天皇家 ほか)
第4章 『源氏物語』の新しい読み方、苦難を乗り越えるために(『源氏物語』異聞―文学少女・私の生い立ち;私の文学体験―万葉と川端と… ほか)
第5章 震災後のめざすべき日本、よみがえりの思想(「あの世」へ往く―黄泉がえり;極楽から還ってきた―還相廻向 ほか)
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島市生まれ。作家、天台宗僧侶。『夏の終り』で女流文学賞。『花に問え』で谷崎潤一郎賞。『白道』で芸術選奨文部大臣賞。『場所』で野間文芸賞。73年に岩手県中尊寺で得度。98年、『源氏物語』現代語訳完成。2006年、文化勲章
梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年、宮城県生まれ。哲学者。『隠された十字架』で毎日出版文化賞、『水底の歌』で大佛次郎賞。99年、文化勲章。2006年より能芸論を連載。11年4月、「東日本大震災復興構想会議」特別顧問に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pocco@灯れ松明の火
壱萬参仟縁
みのくま
犬養三千代
本虫